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グラフィックベンチ「3DMark」徹底解剖第2回

3DMarkの「Ice Storm」でAndroidスマホの性能を比較

2013年05月14日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

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 最新GPUのグラフィック描画性能を評価するベンチマークソフト「3DMark」を知る、というコンセプトで始まった本連載も無事最終回を迎えた。第1回第2回はPC版の解説をした。今回は3DMarkと以前の3DMarkシリーズにおける決定的な相違点……つまりタブレットやスマートフォンにおける性能評価について学んでみよう。

Windows PC以外でも動作する初の3DMark
Android 3.1以降のデバイスで動く

 5月初頭の時点では、Windows以外のOSで3DMarkが動作するのはAndroid 3.1以降のデバイスのみ。現行バージョンにおける最小システム要件は以下の通りとなる。

システム要件
OS Android 3.1以降
メモリー システムメモリー1GB以上
グラフィック OpenGL ES 2.0互換
ストレージ 149MBの空き容量

 ビデオカード(GPU)とCPUが別個のパーツで構成できるPCと違い、タブレットやスマートフォンではCPUコアとGPUコアは1チップ化された「SoC」という形で実装されている。そのためAndroid版3DMarkはWindows版のようにGPU性能を見る、というよりも“対象システムのパフォーマンスを見る”という性格が強くなっている。

Android版は「Google Play」で無償でダウンロード可能。有償の上位エディションは存在しない

 Android版は「Google Play」で無償で入手できる。無償で全機能にアクセスできるが、Windows版にある「Cloud Gate」や「Fire Strike」の2つのテストは元から用意されていない。容量面もさることながら、現行のモバイルデバイスに組み込まれているGPU機能は、DirectX9やOpenGL ES2.0対応のものが大多数だからだ。今年登場した「Snapdragon 600/800」はOpenGL ES3.0認証を獲得しているため、将来のバージョンではもう少し高度なテストが追加される可能性はある。

実際にテストしてみよう!

 Android版3DMarkでは「Ice Storm」および「Ice Storm Extreme」の2種類のテストしかない。前者は1280×720ドット、後者は画質を上げさらに1920×1080ドットで描画される大変負荷の高いテストだ。Windows版の「Fire Strike」と同Extremeの関係と同様、「Ice Storm Extreme」においても液晶解像度が1920×1080ドットに満たない場合でも、液晶の解像度に合わせてスケーリング表示される。

Android版3DMarkのメインメニュー。まずは「Run Ice Storm」ボタンを押してテストを開始しよう
デフォルトでは毎回デモを見させられる設定になっている。右上の歯車アイコンをタップし、一番上のチェックを外しておくと、デモ上映をキャンセルできる
テスト実行中。途中でやめたくなったら、下部の「V」ボタンを押せばメニューに戻れる

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