夏スマホの発表会が順次スタートしているが、発売はまだちょっと先。今回は春モデルの中から変わり種のスマホ3機種として、「Optimus G Pro」「MEDIAS W」「HONEY BEE」を比較していく。他の機種には無いユニークな特徴を持つ3機種だけにどんな結果になるのだろうか。まずは主なスペックと外観、料金を比較していく。
3機種の主な特徴をピックアップ
まずは今回比較する3機種の主な特徴を紹介する。
■NTTドコモ「Optimus G Pro L-04E」
ガラス面に直接タッチセンサーをプリント。薄く、かつ新感覚だという5型のTrue Full HD IPSディスプレイを搭載。3000mAhという春モデル最大のバッテリー容量で、これから登場する夏モデルと比較しても、十分張り合えそうなハイスペック機だ。
■NTTドコモ「MEDIAS W N-05E」
ダブルディスプレイを搭載し、5.6型の1画面、4.3型の2画面、さらに折りたたんでスリム形状といった様々なスタイルで使える、非常に特徴的なスマホだ。
■ソフトバンクモバイル「HONEY BEE 201K」
女子向けケータイでおなじみHONEY BEEブランドの最新機種。カラバリが楽しく、巨大なストラップホール「ちょい足しリング」、独自のハードウェアキーを搭載し、3.7型という最近珍しい”小さな画面”のスマホでもある。
Optimus G Proは大容量のバッテリーを搭載しているが、一方で大画面でもある。MEDIAS Wは2画面、HONEY BEEはバッテリー容量、画面ともに小さい。コンセプトがまったく異なる3機種だが、共通して気になるのは「スタミナはどうなの?」という点。果たしてどんな結果になるだろうか。
主なスペック、対応機能を比較する!
まずは3機種のスペックを確認していこう。
NTTドコモ 「Optimus G Pro L-04E」 |
NTTドコモ 「MEDIAS W N-05E」 |
ソフトバンク 「HONEY BEE 201K」 |
|
---|---|---|---|
メーカー | LG | NECカシオ | 京セラ |
本体サイズ | 約70×139×9.9mm |
約64×136×12.2mm (閉じた状態) |
約57×121×12.9mm |
重量 | 約156g | 約183g | 約129g |
画面サイズ | 5型 | 4.3型×2 | 3.7型 |
画面解像度 | 1080×1920ドット | 540×960ドット×2 | 480×800ドット |
OS | Android 4.1.2 | Android 4.1.2 | Android 4.1.2 |
CPU | クアッドコア 1.7GHz | デュアルコア 1.5GHz | デュアルコア 1.5GHz |
ROM/RAM | 32GB/2GB | 16GB/1GB | 4GB/1GB |
メモリーカード | microSDXC(64GB) | microSDHC(32GB) | microSDXC(64GB) |
下り最大通信速度 |
100Mbps (Xi) |
100Mbps (Xi) |
76Mbps (SoftBank 4G) |
無線LANLTE | 2.4/5GHz対応 | 2.4/5GHz対応 | 2.4/5GHz対応 |
テザリング | ○(最大8台) | ○(最大10台) | ○(最大8台) |
カメラ画素数 |
1320万画素CMOS (裏面照射型) |
810万画素CMOS (裏面照射型) |
810万画素CMOS |
インカメラ |
240万画素CMOS (裏面照射型) |
× | 200万画素CMOS |
防水/防塵 | ×/× | ×/× | ○/× |
ワンセグ連続視聴 | 5時間20分 | × | 7時間30分 |
FeliCa | ○ | × | ○ |
赤外線通信 | ○ | × | ○ |
NFC | ○ | × | × |
Bluetooth | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
HDMI | ○(MHL) | × | × |
SIM形状 | microSIM | microSIM | microSIM |
バッテリー容量 | 3000mAh | 2100mAh | 2000mAh |
Qi | × | × | × |
カラバリ | Platinum White、IndigoBlack | Black | ピンク、ホワイトピンク、オレンジ、グリーン、グロッシーパープル |
今回の3機種はさすがにそれぞれ特徴が異なる。スペック/機能の充実を考えるとOptimus G Proが1番。唯一の5型フルHDディスプレーで、クアッドコアCPUを搭載。さらにメモリ-も大容量で、MHL対応でもある。一方で防水・防塵非対応で、本体に幅があり持ちやすさが気になるところ。
MEDIAS Wは約183gという重さが目につく。しかし大画面でありながらスリムに閉じることも可能だ。本体を開いて使えば5.6型なのでOptimus G Proより大画面になる。対応していない機能が多いのは残念だが、インカメラについては、折りたたんだときにアウトカメラでの「自分撮り」が可能になっている。
HONYE BEEはコンパクトで軽い。いかにも持ちやすそうだ。しかし画面は小さい。内蔵ストレージも4GBしかない。それでも今回の3機種では唯一の防水対応で、おサイフケータイやワンセグも用意されている。特にワンセグの連続視聴時間は公式スペックで7時間半と長めだ。
3機種とも本体のサイズから、対応している機能までバラバラ。今後のテストで面白い結果が出るかもしれない。
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