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グラフィックベンチ「3DMark」徹底解剖 第2回

3DMarkの「Fire Strike」ではなにをテストしている?

2013年05月13日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

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タコの乱舞で何がわかる?
「Physics test」

 3番目のテストはCPUの計算力を見る「Physics test」。GPUの負荷を抑えるために視点は固定され、アンチエイリアスをはじめリアリティを増すための効果は大胆にカットされている。

タコ風ドローンの遊泳といった雰囲気のPhysics test。このテストの間だけはGPU負荷は最小限に抑えられている

 このシーンを飛び交う32機のタコ状の飛行物体の脚と、パイプのように張り巡らされている岩の棒との接触による影響がシミュレートされる。脚と他のタコ本体との接触は考慮されてないようだ。このシミュレーションにはオープンソースの「Bullet」物理ライブラリーが使われているため、CUDA(Physx)環境があっても結果に有利にはならない。

CPUのパワーをフル活用して物理演算を楽しむソフトといえば「Algodoo」(旧称Phun)がある

 このテストではCPUの論理コア1つごとに1スレッドが割り当てられる。そのため同じCPUを使っている限りは、GPUを変えてもfpsはほとんど変化しない。今回はCore i5-3570Kを使って20~21fpsとなったが、Core i7-3770Kを使うと30fps程度にアップする点も付け加えておこう。

Physics testにおけるfps。HD4000はGPUとTDPの綱引きをする分だけTurbo Boostの効きが悪くなり、その結果として少しfpsが下がるようだ

これまでの結果の集大成
「Combined Test」

 最後に実行される「Combined test」は、これまでのテストの集大成というべきものだ。

CPUもGPUもフル活用して実行される「Combined test」。このテストがツルツル動くようになるシステムがあれば、どんなゲームも恐くないだろう

 グラフィック面としてはテッセレーションや光束の表現、地面付近を漂う煙や武器を合わせたときの火花のシミュレーションのほか、被写界深度などがある。さらにCPUを使い刻々と崩壊する背景の巨人像の崩壊をシミュレーションしている。

どのGPUも超低fpsとなった「Combined test」。HD4000になると完全に紙芝居状態だ

 さすがにこのテストは重く、GTX680やHD7970クラスであっても20fps以下の超低空飛行となる。このテストを60fpsで動かすには、一体どんなシステムが必要になるのだろうか?

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