AQUOS PHONE Xxまたもリード
STREAM Xは標準的な結果
YouTubeの2時間連続視聴では、STREAM Xを加えた3機種で比較を行う。場所は3機種ともLTE(4G)のアンテナが4本立つ、最高の場所で行なった。無線LANはオフにしており、他の設定はワンセグと同様だ。
ARROWS X | AQUOS PHONE Xx | STREAM X | |
---|---|---|---|
2時間視聴後の バッテリー残量 |
59% | 80% | 68% |
結果、AQUOS PHONE Xxが20%減という良好な成績。これまで比較してきた機種では通算4位のスタミナだ。STREAM Xは32%減。これは歴代の機種と比べると標準的な成績である。
歴代機種と比べて悪いのは、ARROWS Xで41%減。3機種では唯一の5型フルHD液晶機だが、消費電力も大きいのだろうか……。
スペック表にもある通り、バッテリー容量はAQUOS PHONE Xxが2200mAhと一番小さく、STREAM Xが2350mAh、ARROWS Xが2420mAh。バッテリー容量だけでスタミナを判断してはいけないようだ。
ARROWS Xのスタミナ不足は
大画面のせいなのか?
前回のサイクルでも行なったARROWSシリーズ同士の比較をしてみよう。ARROWS X F-02EとARROWS V F-04Eを比較してみる。このテストではYouTubeの動画を4時間連続視聴し、そのバッテリー消費の経過を見る。
設定は前の2時間視聴テストと同じだが、LTEを無線LANに変更している。
前回のサイクルではARROWS VとARROWS A 201Fを比較した。大きな違いはCPUで、ARROWS V(Tegra 3)、ARROWS A(Snapdragon)だったが、ARROWS Vが勝利。
・ARROWS V……残量45%
・ARROWS A……残量40%
他のスマホにも広く採用されているSnapdragon搭載のARROWS Aが有利なのでは、と筆者は思っていたのだが、実はそうでもなかった。
今回の2機種はどちらもTegra 3搭載(ARROWS Xはより動作クロックが高いのだが)で、バッテリー容量は2420mAhと同じ。スタミナに影響を与えそうなのは画面サイズ。ARROWS Aは5インチのフルHDディスプレイ。ARROAWS Vは4.7インチのHDディスプレイだ。またOSのバージョンも違う。
比較した結果、ARROWS Vのほうがバッテリー持ちは良い。
・ARROWS V……残量45%
・ARROWS X……残量40%
両ARROWSはバッテリー残量が40%になるとNX!エコの「電池残量エコモード」が起動するため、ARROWS Xの場合、ちょうどエコモードが有効になったところだ。
大画面&高解像度がスタミナに影響を与えていそうだが、4時間視聴し続けて5%程度の差なら許容できそうなレベルでもある。スペック重視のARROWSファンには悩ましいところだ。
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