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減益のアップル、WWDCの開催日発表

2013年04月26日 07時00分更新

文● 大木信景(HEW)/アスキークラウド

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 約10年ぶりに純利益が減益となり、収益モデルが転換期を迎えたといわれているアップル。今後の戦略に注目が集まるなか、同社製品の開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference(WWDC) 2013」が現地時間6月10日から開催されることが発表された。
 
 アップル製品に関わるエンジニアらが集まる同カンファレンス。iOSやMac OSの新バージョンや新アプリなど、それらに関する最新情報が発表される場として毎年注目を集めている。昨年はRetinaディスプレイ搭載モデルのMacBook Proが公開されたほか、「iOS 6」についても発表された。
 
 先に発表された2013年度第2四半期 (1月-3月)決算で、アップルは純利益が前年同期比18%減となった。同社の減益決算は実に10年ぶりだが、売上高だけを見ると前年同期比11%増となっており、iPhone、iPadの販売台数についても3月期の販売台数記録を更新している。このことから、低価格製品の人気などにより利益率は低下しているものの、ブランド力自体が落ちたわけではないことが伺える。例年通りなら、今年もWWDCで新しいOSやプラットフォームが発表される可能性はある。アップルが次に打つ手が見えるカンファレンスとなるか、注目だ。
 
 WWDCの開催は6月10日から14日までの5日間。例年通り米サンフランシスコのMoscone Westにて行われる。

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