身につけるだけで、健康意識が変わる
ウェアラブルガジェット「UP」を使った
つい先週末に日本でも正式に発売されたジョウボーン(Jawbone)の「UP」。海外で話題になっているフィットネス系のガジェットだ。MotionXセンサーを内蔵しており、睡眠や運動、食事といった行動パターンを24時間記録する。UP自体のバッテリーはフル充電で10日間持つというタフネスさだ。強力な防水機能も兼ね備えており、水だけでなく、温水や汚水、石鹸の入ったお湯などにも負けない。そのうえ、デザインは自己主張が強くなくシンプルなもので、自分の生活に自然になじむデジタルガジェットなのだ。価格は1万3800円。
同じようなコンセプトの商品だとナイキの「Nike+ FuelBand」や、日本ではソフトバンクBBから発売されている「Fitbit」があるが、このUPにはディスプレーがない。先端のボタンを押して表示される太陽マークか月マークのみ状態を把握する。データはすべてiPhoneアプリの「UP by Jawbone」と同期することで確認できるのだ。なお、このアプリはAndroid版も存在するが、現在は英語版のみ。のちほど日本語版も検討されているという。
とにかく操作はいたってシンプルで、必要最低限の動作しか必要ない。なのにどうやって自分のライフログが記録されるのか。実際に10日以上身につけて使って見た感想を交えて紹介しよう。
なお、UPはあくまでもユーザーに健康に関する「気づき」を与えるものであり、身につけたから健康になれるとか、そういうたぐいの商品ではないので覚えておこう。自分の生活を確認することで健康への意識を高めることができるのである。
それでは、UPのデザインからチェックしていく。
リストバンド自体の設定をする
アプリをインストールしたら、UP自体の設定をする。これが終われば、あとはずっと手首につけているだけでOKだ。