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【ドコモ春タブレット「dtab」レビュー】

9975円の「dtab」は「dマーケット」+αの楽しみ方ができる!

2013年04月20日 21時00分更新

文● mobileASCII編集部 ⾼橋章憲

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dtabのホーム画面の使い方をチェック!

「dビデオ」特化型インターフェースかと思いきや
結構フツーのAndroidタブとして使えちゃう!

 「dtab」は、「dマーケット」内にある「dビデオ」を6ヵ月以上契約しなくてはならない代わりに、安く買えるというタブレットです。その意味では、Googleの「Nexus7」や、Amazonの「Kindle Fire HD」が、自分のところのマーケットで買い物をしてくれることを期待して、端末の価格を安く設定しているのと似たようなビジネスモデルだと言えます。

 「dtab」は、起動すると全画面に巨大なウィジェットと、右サイドの“ドコモサービス用ランチャー”が表示されます。最初これを見たときに、キッズケータイやスマートフォン for ジュニアのように、いろんなことが制限されたタブレットなのかな? と思ってしまいました。ところが、この特殊に見えるユーザーインターフェースは、ドコモの「Pallet UI」のカスタム版で、ほぼドコモのスマホと変わらない操作で使えます。

 そして、何よりうれしいのが、Google Playからアプリがダウンロードできるというところ。Amazonの「Kindle Fire HD」だと、そもそもGoogle Playアプリが入っておらず、新規のアプリはAmazonのアプリストアからしかインストールできなかったりします。なので、「dtab」は、ごく普通のAndroidタブレットとして使えるというわけです。これは太っ腹だと言わざるを得ませんね。

ホーム画面には巨大なウィジェットが!

 「dtab」を起動するとホーム画面に「dマーケット オススメ情報」が表示される。一見このようなインターフェースなのかと思ってしまうが、これはドコモのスマホにもある「Contents Headline」ウィジェットの拡張版だ。

ショートカットアイコンの配置も当たり前にできる

 ホーム画面を右にフリックすると、普通にショートカットアイコンが配置された画面に。一般のAndroid端末と同じような使い方も可能なのだ。

アプリ一覧画面は「PalletUI」とほぼ同一なルック

 右サイドにあるランチャーにある「アプリ一覧」ボタンをタップすると、「PalletUI」で見慣れた画面が開く。ここから、ホーム画面にショートカットアイコンを出す操作ができる。

通知パネルにはすべての情報が集約される

 タブレットの場合「通知パネル」は、画面右下からポップアップ風に表示される。ディスプレイの明るさ調節や、GPSのオン・オフ、端末設定へのジャンプも「通知パネル」からできる。

「最近使ったアプリ」を活用して作業効率をアップ!

 画面左下にあるソフトウエアキーは、左から「リターン」、「ホーム」、「最近使ったアプリ」。上の写真は「最近使ったアプリ」を開いたところ。戻りたい機能やアプリの項目をタップすれば、すぐに使用できるので便利。また、ホウキマークをタップすれば、すべてを削除することができる。

画面の大きなタブレットは動画視聴に最適!
「dビデオ」のコンテンツをしゃぶり尽くしたい!!

「dtab」を買ったら、毎日動画を観まくりたくなる!

 「dビデオ」は、ハリウッド映画から、邦画、テレビ番組、アニメ、音楽PVなど幅広いジャンルの作品がラインアップされているのが特長です。観たいコンテンツは、その場でストリーミング再生するほか、ダウンロードして電波がない環境で観ることもできます。

 今回「dビデオ」のコンテンツをザッと見渡してみたところ、新作というほど新しめの作品があまりないような気がしましたが、映画だけで1837本、TV番組(海外・国内ドラマなど)が610本、BeeTVオリジナルが63本と、まずまずな数が揃っています。個人的には、映画が面白くて気に入っていた「モテキ」(主演:森山未來)の、ドラマ版が全10話ラインナップされていたのがツボでした。画面の小さなスマホじゃ、10話もぶっ続けで見るのはつらいところですが、「dtab」なら、まずまず快適に視聴できました。

 コンテンツを視聴する際は、Wi-Fi回線の速さや、ストレージの空き容量によって、画質を「ふつう」、「きれい」、「すごくきれい」の3つから選ぶことができます(ストリーミング再生・ダウンロードともに)。しかしながら、画質はSDのものがほとんどなので、「超~キレイ!」といった感じがなかったのが少々残念だったかも。それでも月額525円で見放題という「dビデオ」のコストパフォーマンスは、スゴイと思います。

「dtab」で「dビデオ」を視聴してみよう!

 「dtab」のホーム画面右サイドにあるランチャーから、「dビデオ」をタップするか、ウィジェットに表示されている「オススメ情報」から「dビデオ」関連の項目をタップすると、アプリが起動します。実際に観られるようにするまでの手順を説明していきます。

1. 起動画面で「ログイン」ボタンをタップ

「dビデオ」が起動したら、緑で囲んだ「ログイン」ボタンをタップ

2. 「docomo ログイン」ボタンをタップ

docomo IDでのログインを促す画面が出るので、中央の「docomo ログイン」をタップする

3. docomo IDとパスワードを入力

すると「dマーケット」画面にジャンプして、docomo IDを入力する画面となる。IDとパスワードを入力したら「ログイン」をタップ

4. 「dtab」をデバイス追加登録する

ログインが完了したら、上のような画面が開くので、「dtab」を「dビデオ」視聴用デバイスとして登録しよう。登録できるデバイス(端末)は、同時に5台までとなっている

5. デバイス追加登録が成功!

「dtab」のデバイス登録が完了! もしすでに端末を5台登録していて、「dtab」が6台目だった場合、どれかを先に登録削除しなければならない

6. ホーム画面から作品を検索してみる

大きなサムネイル画像付きで、オススメや新着のコンテンツが表示されるのがホーム画面。気になる作品をタップすれば、「タイトル詳細情報」画面が開く

7. ジャンル別検索は、画面下のタブから

画面下部のジャンル別検索のタブは、「映画」、「テレビ」、「BeeTV」、「音楽」の4種類。観たいジャンルが定まっているなら、このジャンル別検索で探すのが早い。観たい番組が決まったら、「本編を視聴する」と書かれた黄色いボタンをタップする

8. 視聴方法をストリーミング再生か
 ダウンロードかを選択する

「本編を視聴する」を選ぶと、「視聴方法を選択してください」とメッセージが出るので、画質と視聴方法を選ぼう。ストリーミングで「すごくきれい」を選ぶ場合、Wi-Fi電波の速度が出ていないとカクカクすることがあるので注意。ダウンロードでの「すごくきれい」は、それなりに時間がかかる

9. ダウンロードした作品を観るには、
 「メディアプレイヤー」アプリから!

ダウンロードしたコンテンツはどこで観られるのかがわかりづらいのが、「dビデオ」の弱点だと筆者は思う。ホーム画面に戻って、「アプリ一覧画面」を開いて、「メディアプレイヤー」アプリを立ち上げよう。左サイドに縦に並ぶメニューから「ムービー」をタップすれば、ダウンロードしたコンテンツを再生することができる

10. 再生中画面をスクリーンキャプチャできるのは
  「dビデオ」ならではのステキ仕様!?

ワンセグやDLNAアプリの再生画面は、どんな端末でもスクリーンキャプチャができないようになっているのが普通なのだが、「dビデオ」は再生中画面のキャプチャが可能だ

驚くほど安い商品があったりする
「dショッピング」をナメちゃいけない!

 「dマーケット」の中の「dショッピング」は、ドコモが手がける通販サイト。日用品から、化粧品、家電、野菜や生鮮食品までを取り揃えています。ドコモポイントでも買い物ができるのが特徴で、見ていると驚くほど安い品物もあります。たとえば、ミネラルウォーターの「クリスタルガイザー」500mlが、48本で1728円なんてのもあります。1本あたりだと36円。これは安くないですか!? トータルで1980円以上買うと送料が無料になるので、いろいろまとめて買ってしまいたくなります。

期間限定の“激安セール”などをチェックすると、思わぬお買い得商品に出会える

やっぱり大画面タブレットなら
電子書籍を読んでみたい!

 ドコモの「dマーケット」には、電子書籍をそろえた「dブック」というサービスがあって、電子書籍は「dブック」で買ってね、というスタンスです。下の写真は無料で読める「ブラックジャックによろしく」を、「dブック」からダウンロードしてみたもの。活字の書籍なら7インチタブレットもいいのですが、マンガを読むなら、やはり10.1インチの「dtab」が向いているでしょう。

 ちなみ、太っ腹な「dtab」では、Google Playブックスがプリインされていたり、Amazonの「Kindle」といったアプリもインストールすることができます。どこのストアで購入した電子書籍でも内容は一緒なワケで、自分が使いやすいと感じたストアを使えばいいでしょう。

「dブック」を起動して、自分のdocomo IDを入力すれば、すぐに書籍購入画面に入れる。まずは、無料の「ブラックジャックによろしく」で、どのように表示できるか試してみるのもいいだろう

横画面のまま読めば、見開きでの表示ができる。7インチタブレットでの見開き表示は字が小さくなりすぎて読むのがツライが、10.1インチの「dtab」では、見開きのまま読むのに支障は無い

(次ページ>>dtabで、さらに楽しく遊ぶための活用方法)

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