Nexus 7の製造を担当するASUSから、新たに登場した7型Androidタブレット「Fonepad」。同じ7型IPS液晶でデザイン的にも似通っているが、CPUがIntel製「Atom Z2420 1.2GHz」であるほか、3Gの通信機能を標準搭載しており、音声通話も可能。また、リアカメラも用意されるなど(Nexus 7はインカメラのみ)、異なる部分も多い。


そして魅力的なのは、SIMロックフリー端末でありながら、想定実売価格が2万9800円という価格だろう。
記事最後のスペック比較にもあるように、サイズ的にはNexus 7とほぼ同等。ただし、背面はNexus 7が滑りにくい樹脂素材になっているのに対し、Fonepadはアルミニウム。使いやすさという点では悩ましいが、見た目的にはFonepadが美しい。
プロセッサーには前述したようにIntel「Atom Z2420」を採用する。1コア2スレッドで1.2GHz動作ということで、Nexus 7に搭載されているクアッドコアの「Tegra 3」とは差がありそうに見えるが、アーキテクチャーの違いもあり、普通に使う分には大きな差は感じられない。ただし、Google Playで入手できるAndroid用アプリのすべてが、x86アーキテクチャーに対応しているわけではないので、若干未知数の部分はある。
通信機能はLTEには非対応で、W-CDMA/GSAが利用可能。W-CDMAは850/900/1800/2100MHz対応とのことで、国内ではドコモとソフトバンクのSIMが利用可能だが、ドコモSIMの場合はFOMAプラスエリアでは接続できない。とはいえ、格安データ通信SIMとの組み合わせは魅力的だ。
Fonepad ME371MG | Nexus 7(3G版) | |
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メーカー | ASUSTeK | |
ディスプレー | 7型IPS液晶 | |
画面解像度 | 1280×800ドット | |
サイズ | 約196.6×120.1×10.4mm | 約198.5×120×10.65mm |
重量 | 340g | 350g |
CPU | Intel Atom Z2420 | NVIDIA Tegra 3 |
OS | Android 4.1 | Android 4.2 |
カメラ | リア:300万画素/イン:120万画素 | イン:120万画素 |
バッテリー容量 | 4270mAh | 4325mAh |
