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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第199回

IDFで判明したHaswellのグラフィック性能とオーバークロック

2013年04月22日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/

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 今回はチップセット黒歴史を中断して、インテルのロードマップの解説をしよう。今月10、11日に北京において、IDF Beijing 2013が開催された。このテクニカルセッションで色々判明したことがあるので、こうした事柄のアップデートをお届けしたい。

2013年に登場する、第4世代Coreプロセッサーこと「Haswell」

Ivy Bridge世代のXeonは
年末までには出荷される

 デスクトップ/モバイル向けは、すでにSandy Bridgeベースの製品を完全に置き換えてしまったIvy Bridgeだが、サーバー向け、特に2P以上のXeon 5/7シリーズは変わらずSandy Bridge-EPやSandy Bridge-EXが出荷を続けている状態である。

 Ivy Bridge製品が待ち望まれているわけであるが、初日のDiane M. Bryant氏の基調講演の中でIvy Bridge-EXは2013年第4四半期に出荷開始されること、およびIvy Bridge-EPは同第3四半期に出荷されることが明らかにされた。

Ivy Bridge-EXの場合、1つのCPUから最大で8chのDDR3のメモリーバスが出て、ここにDDR3-1333以下であれば最大3本のDIMMが装着できる。64GB DIMMを利用すると、CPU1個あたりで1.5TBの容量になり、8P構成で12TBという計算であるIvy Bridge-EPは、4chのDDR3なので、CPU1個あたり768GB。Xeon E5-4000シリーズでも最大4P構成なので、最大メモリー量は3TBという計算になる

 またHaswellベースのXeon E3は2013年中旬というぼやけた書き方になっており、おそらくは6月前後と捉えるのが正しい見方だろう。

HaswellベースのXeon E3。TDPが13Wというのはおそらくラインナップの中で一番低いものが13Wになるという意味であろう

Haswell世代のXeon
「Xeon E3-1275 v3」

 基調講演ではこの程度の話しか出てこなかったのだが、テクニカルセッションではこのXeon E3に関してもう少し細かな数字が出てきた。まず型番そのものは、引き続きXeon E3-1200を継承するが、Haswell世代であることを示すv3が付く。

Xeon E3-1200 v3の要約。ちなみにE3-1200というのはシリーズ名であって、実際はE1220やE1230など細かく数字が増えており、E3-1200という型番そのものは存在しない

 具体的には、少なくとも「Xeon E3-1275 v3」という製品があることを明確にしており、「Core i7-3770」と比較して10~40%程度CPU性能が高速なこと、またグラフィックに関しても「Xeon E3-1275」より10~40%高速なことが示された。

Core i7-3770との性能比較。“Intel Xeon Processor E3-1275 v2”とあるが、これは“Intel Xeon Processor E3-1275 v3”の間違いと思われる「Xeon E5-1275」との比較。E3-1275はSandy Bridgeベースで、なぜIvy BridgeベースのE3-1275 v2と比較しなかったかは謎

 「Xeon E3-1275 v3」のGPUは、特にOpenCLを使ってのGPGPU的な用途では、6~8倍高速としている。

「Xeon E3-1275」とのグラフィック性能比較。ただし「Xeon E3-1275 v3」のGPUは、GT1/GT2/GT3のどれなのかは不明だ

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