このページの本文へ

油圧式変形機構が魅力!「VAIO Duo 11」ロードテスト 第12回

ソニー・コンピュータエンタテインメントのネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)」を活用

VAIO Duo 11とnasneで作るタッチ対応の地デジ環境

2013年04月19日 11時00分更新

文● 高橋量

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

VAIO Duo 11とnasneをネットワークで接続!

 まずはじめに、VAIO Duo 11nasneの接続方法について紹介しよう。nasneが対応しているネットワーク機能は、LANケーブルによる有線接続のみ。無線LANには対応していないので、有線LANケーブルをLAN用ハブや無線LANルーターに接続する必要がある。VAIO Duo 11とnasneを直接ケーブルで接続しても利用できないので注意だ!。

nasneとネットワーク機器はLANケーブルで接続。ネットワーク機器とVAIO Duo 11は有線か無線で接続する

 nasneの利用で便利なのは、ワイヤレスで利用できる無線LANを導入する方法だ。VAIO Duo 11だけでなく、無線LAN機能を搭載したスマホやタブレットなどからでも利用できる。ただしIEEE802.11b/gでの接続は通信速度が低下してコマ落ちが発生したり映像が停止してしまうため、高速通信が可能な150Mbps以上のIEEE802.11n規格の製品で運用したい。ルーターやハブが1000BASE-Tに対応しているなら、有線接続のほうが高速で安定している場合もある。

「VAIO TV with nasne」をセットアップ!

 VAIO Duo 11nasneを操作するには、専用アプリ「VAIO TV with nasne」を利用する。ソフト自体は無料だがVAIO Duo 11にはプリインストールされていないため、更新用アプリ「VAIO Update」経由でのダウンロードが必要だ。ちなみにプリインストール済みの「VAIOホームネットワークビデオプレーヤー」でもnasneに録画した番組を再生できるが、録画には対応していない。

 まずは「VAIO TV with nasne」のインストールを行なおう。Windows8のスタートメニューまたはメンテナンス用アプリ「VAIO Care」から「VAIO Update」を起動。「新しいソフトウェア」から「VAIO TV with nasne」の自動インストールを実行する。

Windows8のスタートメニューから「VAIO Update」を実行、またはメンテナンス用アプリ「VAIO Care」から「VAIOのソフトウェア」→「VAIO Update」とクリック

画面上部のメニューから「新しいソフトウェア」をクリック。リストから「nasne(TM)専用「VAIO TV with nasne(TM)」Ver.~」にチェックを入れ、「インストール」をクリック

インストール後に再起動が必要なため、起動中のほかのアプリは終了する。「はい」をクリック

インストールが終わったら「今すぐ再起動」をクリックして、システムを再起動する

インストール完了のメッセージが表示される。「OK」をクリックして画面を閉じる

 次に、「VAIO TV with nasne」からnasneの登録と初期設定を行なう。あらかじめ機器を接続し、利用できる状態にしておくこと。ネットワーク上のnasneを登録したら、チャネル設定を行なえばセットアップは完了だ。

「VAIO TV with nasne」を起動すると、初期設定画面が表示される。「次へ」をクリックする

ネットワーク上のnasneを選択し「次へ」をクリック。表示されない場合は「更新」をクリックして機器を再検索するか、正しく接続されているかを確認しよう

登録が完了したら、次にチャネル設定を行なう。「設定を始める」をクリック

リストから利用地域を選択し、「受信設定を始める」をクリック

視聴可能なチャネルが一覧表示される。「次へ」をクリック

次の画面でも同様に「受信設定を始める」をクリックして、BS/CSデジタルのチャネル設定を行なう。必要ない場合は「スキップ」をクリック

「終了」をクリックして作業は完了。初期設定にかかる時間は3~5分程度だ

フルHDの高精細な画面と直感的なタッチ操作が魅力!

 「VAIO TV with nasne」のセットアップが終わったら、さっそくテレビを視聴してみよう。アプリを起動するとまずホーム画面が開き、放映中の番組やお勧め番組などが表示される。テレビ画面への切り替えは画面上部のメニューから可能だ。

お勧め番組やキーワード検索の結果が表示されるホーム画面。テレビ画面を表示するには、メニューから「tv」をタッチする

放映中のテレビ画面。1920×1080ドットのフルHD表示が可能で、画質は非常に精細だ

 特筆すべきは、タッチ機能を利用した「VAIO TV with nasne」の直感的な操作だ。メニューやボタンの操作は指でタッチすればOK。番組表のスクロールも指をスライドさせるだけ。マウスに持ち替えることなく、操作したい部分をすぐに触れるので、ストレスなくアプリを利用できる。

番組表では、タッチとスライドで快適に操作できる

 また液晶ディスプレーが1920×1080ドットのフルHD表示に対応している点もポイント。1画面あたりの情報量が多いので、番組表では多くのデータを一度に表示できる。視聴中の映像も高精細で、IPS液晶の効果もあって発色がよく美しい。11.6型の液晶ディスプレーでは文字や映像が小さくて見づらいのではと心配したが、映像も番組表も見やすく感じた。


ソニーストア

(次ページ、「軽さが魅力の「VAIOホームネットワークビデオプレーヤー」」に続く)

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中