迫力だけではない、音の奥行きが大きく改善したと実感
── では早速始めましょう。どのシーンにするかですが……。
太田 「まずはやっぱり第1話の冒頭でしょう。作品の幕開けとなる重要なシーンだし、制作者もこだわっているところだと思うから」
(C)GIRLS und PANZER Projekt
(一同視聴中)
── どうでした?
太田 「迫力がスゴイ。ネットや自宅のテレビで見るのとは桁違いに大きい画面ってこともあるけど、音の効果もかなり影響しているなって感じました」
貝塚 「戦車の打ち合いが始まるのは、時間で言うと2:50から3:40付近ですが、着弾した際のドスンって音の重さだけじゃなくて、飛び散った瓦礫とか、軋んだり、地面の石ころとかを乗り越えながら、ジグザグに走ってく戦車の緊迫感とかもすごく感じました」
── サブウーファーっというと、派手なドンパチとか爆発音がすごいんじゃないか、みたいな先入観を持ちがちだけど、このシステムで聴くと、例えば、履帯の動く音にもより奥行きが出てきて、空間そのものの実在感が増す印象があるよね」
貝塚 「不思議なのは、単に低域がよくなっているだけじゃなくて、中音域より上の音もよりリアルになったように感じる点」
太田 「冒頭からこれだとするとほかのシーンも楽しみだ」
── 戦車に乗っている人の視点で映像を見るっていうのは、スケールモデルとかにはまった経験がある人だと一度はやってみたいと思う体験。こだわった映像に素晴らしい音が加わるとそのリアルさがさらに高まる。夢が叶ったと思う人も多いはず。
太田 「ですね。作品のもうひとつの主役が戦車なんだって改めて実感させられます」
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