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絶対に失敗しない! いま旬のオーディオ製品 第1回

利便性だけでなく音質も追究、PC回りはワイヤレスで決める

こだわり派でも納得できるBTスピーカーを探すなら、ココから選べ (3/4)

2013年04月27日 12時00分更新

文● 四本淑三

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1.3Kgで持ち運びがラクなフィリップス入魂の一作

「Philips Fidelio P9 Bluetooth」(実売価格 2万9000円)

 コンパクトな筐体ながら、前面にソフトドームツイーター2基とフルレンジユニット4基、そして背面に2基のパッシブラジエーターを詰め込んだフィリップス入魂の一作。アルミ合金製の筐体で、高剛性と軽さを両立させているのがポイント。バランスの取れた音は評価が高く、その割には1.3kgと比較的軽量で、携帯性にも優れている。レザーカバーは携帯時に前面を保護するだけでなく、使用時にはスピーカーの設置角調整が可能なスタンドとしても機能。内蔵バッテリーは8時間の駆動が可能で、この電源を使ってスマートフォンを充電するためのUSB端子もある。

一般のオーディオセットと渡り合える音質

「SONY SRS BTX-500」(実売価格 2万9800円)

 ソニーが満を持して送り出した高性能ポータブルBluetoothスピーカー。ウーファーと2基のパッシブラジエーターで構成されたサブウーファーに、磁性流体を使った左右サテライトユニットの2.1ch構成。

 磁性流体はボイスコイルを支える蛇腹式ダンパーを置き換えるもので、フリクションロスや共振の排除により、駆動効率の改善とノイズの除去に成功。広帯域感と申し分の無い解像感を得て、一般のオーディオセットと渡り合える音質を得ている。

 Bluetoothで問題になる音質の劣化は、標準のSBCコーデックの他に、AACやaptXに対応。かつソニーのお家芸である「クリアフェーズテクノロジー」などの高音質化技術や、デジタルアンプ「S-Master」を投入。Bluetoothのペアリング、接続・切断にNFCが使えるのもソニーらしい。ただし約2kgと重く携帯には不向き。

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