米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOが政界に進出だ。11日付けの米有力紙ワシントン・ポストへ寄稿し、新しい政治団体「FWD.us(フォワード・アス)」を設立したことを明かした。優秀な技術者の確保を目指し、移民制度や学校教育の改革に取り組む。
ワシントン・ポストの寄稿記事でザッカーバーグ氏は、現在の米国では高度な教育を受けながらも、就労ビザが取得できずに国を離れてしまう人が多いという現在の米国の移民政策における現状が、今日の社会に合っていないことを指摘した上で、「新しい経済で世界をリードするために、我々は最も有能で勤勉な人々を必要としている。そのためには優秀な人を訓練して誘致する必要がある」との考えを明かした。FWD.usでは、優秀な技術者の労働環境を整えるため、必要書類をもたない不法移民に市民権獲得への道を開く移民制度改革や、学校教育において理系分野を充実させることなどの実現を目指す。
なおFWD.usには、グーグルのエリック・シュミット会長や、米ヤフーのマリッサ・メイヤーCEOといった面々も参加を表明している。

ザッカーバーグ氏が立ち上げた政治団体「FWD.us」公式サイト
