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テレビからスマホまで4K解像度になる日も近い?

2013年04月11日 15時34分更新

文● ASCII.jp編集部

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ソニーが発表した「BRAVIA X9200A」シリーズ

ソニーが発表した「BRAVIA X9200A」シリーズ

 既報の通り、ソニーから55V型と65V型の4Kテレビが発表され、いよいよ4K(3840×2160ドット)解像度の製品が揃いつつある。そこで、4Kテレビの現状、そして未来についてまとめてみた。

東芝が2011年に発表した4K REGZA「55X3」。さらに翌年には「55XS5」も投入している

 現在、民生用の4Kテレビを製品化しているのは、東芝、ソニー、シャープの3社。東芝は2011年に55V型の4K REGZA「55X3」を投入。さらに昨年、同じく55V型の「55XS5」を発売した。ちなみに、55XS5の現在の実売価格は43万円前後となっている。

ソニーが昨年投入した「KD-84X9000」。今回発表された製品と合わせ、画面サイズは3通りとなった

ソニーが昨年投入した「KD-84X9000」。今回発表された製品と合わせ、画面サイズは3通りとなった

シャープの4Kテレビ「ICC PURIOS」。AQUOSの名を冠していない

シャープの4Kテレビ「ICC PURIOS」。AQUOSの名を冠していない特別なモデルだ

 ソニーは84V型の4K BRAVIA「KD-84X9000」(実売価格 168万円前後)を昨年11月に発売。シャープも昨年末に60V型の「ICC PURIOS」(同260万円前後)を発表し、今年2月から受注販売を行なっている。

EIZOの4Kディスプレー「DuraVision FDH3601」

EIZOの4Kディスプレー「DuraVision FDH3601」

シャープの4Kディスプレー「PN-K321」

シャープの4Kディスプレー「PN-K321」

 ちなみに、PC用ディスプレーとしては、EIZOが2011年に産業用の「DuraVision FDH3601」を発売。36.4型で4096×2160ドットという表示が可能だが、直販価格で252万円とかなりのお値段。

 一方で、シャープが32型の4Kディスプレー「PN-K321」を今年2月に発売したが、実売価格は38万円前後とがんばれば個人で買える金額だろう。

東芝の4K REGZAの参考展示。左が84V型、右が65V型。新開発の「レグザエンジンCEVO 4K」は、画像処理用のクアッドコアCPUとリアルタイム処理用のデュアルコアCPUを搭載。フルHD映像を超解像処理で4K表示にする

 さて、これからの4Kテレビやディスプレーはどうなっていくのか。東芝は昨日(4月10日)から東京ビックサイトで開催中の「ファインティック ジャパン」(会期は4月12日まで)で84V型と65V型の4K REGZAを参考展示。今年1月のInternational CES 2013では2013年発売、とアナウンスされていたが、いよいよ製品間近といった印象だ。

LGのデジタルサイネージ用4Kディスプレーには人だかりができていた

LGのデジタルサイネージ用4Kディスプレーには人だかりができていた

 ファインティック ジャパンではさまざまな企業が4Kに関する展示を行なっていた。4Kテレビの日本市場での展開については慎重な姿勢のLGエレクトロニクスだが、デジタルサイネージ用途の4Kディスプレーを展示。アップスケーリングによる画質の高さを来場者にアピールしていた。

オルタステクノロジーの展示。4.8型と9.6型の4Kディスプレーが稼動していた

 また、オルタステクノロジーのブースでは4.8型の4Kディスプレーを参考展示。スマートフォンなども4K画質になる日も近いかもしれない。

シリコンサインのブースには超巨大なLEDディスプレーが展示されていた。解像度は3840×1080ドットとのこと

シリコンサインのブースには超巨大なLEDディスプレーが展示されていた。解像度は3840×1080ドットとのこと

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