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指示して、あとは放置。これだけで冒険が進行していく

ゆとり世代のRPGは、時間にゆとりがない人にもオススメだ

2013年04月10日 16時30分更新

文● コジマ/ASCII.jp編集部

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とにかく快適なうえに
おいしいところは自分で楽しめる

 本アプリを開発したD-ウェーブは、従来のスマホゲームの常識を覆す特徴として、3つの点を上げている。「ほぼ100%クリアできるミッション制システム」、「課金システムなしで完全無料な点」、「時間に縛られない自動冒険システム」だ。プレイしてみると、この3つの点がなかなか快適なことがわかる。

 まず、ミッション制システムによって、冒険が行き詰まることがない。何をすればいいかがわかる上に、攻略する際に課金の必要がないので(現時点では広告だけのモデルの模様)、実に気軽に遊べる。さらには自動冒険システムのおかげで、空き時間にルートを決めれば、何もしなくても勝手にキャラクターが冒険してくれる。なお、ボスとの戦闘においては、相手をタップすることでダメージを与える演出がある。これは、冒険は自動でやっているが、肝心のボスは自分が直接倒した……という気分にさせてくれる配慮といえるだろう。

自動で冒険するのだが、戦闘だけは相手をタップすることでダメージを与えられる。面倒なことは自動で、おいしいところは自分の手で……というわけだ

時間に「ゆとり」がない人でも
気軽に遊べるRPGなのだ

 中には、「こんなにゆとり仕様だなんて、RPGじゃない!」という、レベル上げ命、面倒くさいことも大好きな、硬派なゲーマーの方もおられるだろう。しかし筆者は、本アプリは大ヒットした「なめこ栽培キット」のように、適度に指示したらあとは放置し、その成果物を時間ごとに収穫する──そんな工程を楽しむことができるゲームではないかと感じた。

 つまり、ずっと付きっきりで操作するのではなく、基本的には放置して、時々アプリを見て成果を確認(素材の収集や戦闘の結果)する。それの締めくくりとして、自分で直接タップすることによって収穫(ボス戦をクリア)する。このような過程を経て、ストーリーの進行を楽しむことができるのだ。

冒険のルートを決めれば、あとは時々見るだけでいい。何を倒したか、何を入手したかなどはどんどん履歴に残っていく

 そのため、「RPGをしたいが時間がない」という人には大いにオススメといえる。本アプリは、スピードについていけない、そもそもやるのが面倒といった、ゆとり世代が抱える不満を解消したRPGということになっている。ただそれだけではなく、時間になかなかゆとりがない、でもRPGはやりたいという、忙しい社会人にとっても楽しめるアプリだろう。空いた時間にアプリをチェックして、「おお、冒険してる冒険してる」とニンマリする。この「RPG絶対英雄伝」は、毎日にそんなワクワクをもたらしてくれるかもしれない。

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