LGエレクトロニクスジャパンから、「LG Smart TV」7シリーズが発表された。60V型のIPS液晶パネルを採用するモデルが2機種登場するなど、大型テレビのラインナップを増やしている。製品ラインナップと発売時期、予想実売価格は以下のとおり。
製品ラインナップ | |||
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機種名 | 画面サイズ | 予想実売価格 | 発売時期 |
55LA9600 | 55V型 | 35万円前後 | 7月上旬 |
60LA8600 | 60V型 | 35万円前後 | 7月上旬 |
55LA8600 | 55V型 | 28万円前後 | 6月下旬 |
47LA8600 | 47V型 | 23万円前後 | 6月下旬 |
42LA8600 | 42V型 | 17万円前後 | 6月下旬 |
55LA6600 | 55V型 | 23万円前後 | 4月下旬 |
47LA6600 | 47V型 | 17万円前後 | 4月下旬 |
42LA6600 | 42V型 | 13万円前後 | 4月下旬 |
32LA6600 | 32V型 | 8万円前後 | 4月下旬 |
60LA6200 | 60V型 | 27万円前後 | 4月下旬 |
32LN570B | 32V型 | 6万円前後 | 4月下旬 |
26LA4600 | 26V型 | 5万5000円前後 | 4月下旬 |
22LA4600 | 22V型 | 4万5000円前後 | 4月下旬 |
リモコンにマイク内蔵! 声で検索できる
(ただしネットコンテンツのみ)
新機種はデュアルコアプロセッサーを採用し、起動やチャンネル切り替え、ウェブページ切り替えなどが高速化。加えて画像処理エンジンも強化し、画質が向上している。
最上位機種の「LA9600」は直下型LEDを採用するが、LEDの部分制御が従来機と比較して約3倍緻密になっている。
パーソナルモデルの「LN570B」と「LN4600」以外は、リモコンを動かすことでカーソルコントロールが可能な「マジックリモコン」を同梱。新機種では新たに数字を書くようにリモコンを動かすことで、その数字のチャンネルに選局できる。
さらにリモコンにはマイクを内蔵し、音声でウェブページやYouTube動画を検索できる。ちなみに、番組表の検索や録画した番組の検索などは行なえない。
このほか、カメラを搭載する機種では、ユーザーの手のジェスチャーを検知し、各種操作が行なえる「モーション認識」機能も利用可能だ(カメラ非搭載機種も別売のカメラを装着することで利用可能)。
「Miracast」や「MHL」に対応! 専用NFCタグも用意
全機種MHL(スマホ向け映像入力端子)接続端子を装備するほか、LA9600/8600/6600は無線LANを内蔵(そのほかの機種は別売のアダプターで対応可)。対応スマートフォンの画面をテレビに表示する「Miracast」や、視聴中のテレビの映像をスマホなどに転送する「2nd Display」、NFCタグでMiracastや2nd Displayをワンタッチで実現する「Tag On」といった機能を利用できる。
全モデルともダブルチューナー搭載で外付けUSB HDD(最大4TB)への録画に対応。加えて、後日のアップデートにより3倍の長時間録画が可能になる。
さらに、現在視聴中の番組を最大2時間、自動でキャッシュする「ライブ・プレイバック」機能も搭載。見逃してしまったシーンをさかのぼって再生できる。
「5年で5%のシェア」は着々と進んでいる
同社が日本市場に参入した2010年の発表会の際、「5年で5%」のシェア目標を掲げていた。現在の状況について、同社商品企画&マーケティングチーム部長の土屋和洋氏は「現段階では全国をカバレージできていない」としながらも、すでに「都市型の量販店では5%を超えているところもある」と発言。
また、有機ELテレビや4Kテレビの日本での展開について、同社マーケティング統括 常務の李起旭氏は、「日本の環境や動向を見ながら進めたい」と語った。
