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エンタープライズで実績の高いクラウド型ファイル共有

“非共有”でセキュアな情報共有を実現するイントラリンクス

2013年04月04日 15時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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4月3日、イントラリンクスは本社CEOの来日記者会見を開催した。クラウド型の情報共有ソリューションを提供する同社が、新たに“非共有”機能を搭載したコラボレーション製品「IntraLinks VIA」を投入する。

企業間での機密性の高い情報のやりとりに特化

 1996年に設立された米イントラリンクスは企業の機密情報をクラウド上でファイルを共有するソリューションを提供する。同社の「Dealspace」では、ファイアウォールを超えて機密性の高い情報を共有するためのプラットフォームで、グローバルでの金融機関や製薬、法律事務所、エネルギー会社などで高い実績を誇っている。

 クラウド型ファイル共有というとDropboxやSugarSync、ShareFileなどがあるが、Dealspaceという名前の通り、合併や買収、会社分割、資金調達、企業再編などB2Bでの戦略的な取引に用いられるエンタープライズ向けのサービスだ。

クラウド型のファイル共有ソリューション「Dealspace」

 米イントラリンクス社長兼CEO ロナルド・W・ホブスピアン氏は、Dealspaceについて「クラウドを導入することで必要な情報を集約でき、関係者がアクセスできる。セキュアで、コンプライアンスに準拠し、どのユーザーがどのバージョンを閲覧したかも管理できる」と説明。また、イントラリンクスが選ばれる理由として、信頼性を最優先してきた過去16年以上の実績、99.5パーセントのアップタイム、24時間365日体制でのサポートなどをアピールした。

米イントラリンクス社長兼CEO ロナルド・W・ホブスピアン氏

 イントラリンクスは、さらにこうしたディール情報の流量を計測することで、企業のM&A市場を指標として表わした「IntraLinks Deal Flow Indicator」を提供している。昨今のM&A市場では、投資銀行が市場からのプレッシャーを受けるほか、必要な複雑な情報開示が必要。「M&Aに関わっている人は平均で69人にのぼり、70冊のバインダーに渡る平均2万1000ページ以上の情報開示が必要になる」(ホブスピアン氏)という。IntraLinks Deal Flow Indicatorでは地域ごとのM&A活動の増減やクロスボーダー(国際間)の取引量などを捉えることで、取引公表の約6ヶ月先行して、M&A市場のトレンドを捉えることが可能になるとのことだ。

“情報を共有しない”IntraLinks VIA

 今回、イントラリンクスが発表したのが、エンタープライズのコラボレーション「 IntraLinks VIA」だ。“Unshare(非共有)”という機能を持ち込むことで、情報漏えいを防ぎ、情報へのアクセスを効率的に行なうことが可能になる。

イントラリンクスによるセキュアなコラボレーション

 ホビスピアン氏は、従来のセキュリティ対策はインバウンドに偏っており、情報漏えい対策が不十分だったと指摘。「この20~30年、攻撃を防ぐための“お堀作り”に精を出してきたが、本来の問題は出ていく方だ」と語る。また、どのように共有するかを主眼に置いていたため、ドキュメントのコントロールなどが不十分だったという。そのため、共有させない“非共有”機能を設け、ファイル自体の閲覧に時限を設けたり、アクセスに必要な認証自体を取り消すことが可能になるという。

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