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「VAIO Tシリーズ11」—ソニーが放つスタイリッシュウルトラブック

2013年04月08日 11時00分更新

文● 柴田 尚

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薄さと美しさに加えて強度も備えたシルバーボディ

 まず、このVAIO Tシリーズ11を手にとって思うのは、とにかく「薄い」ということ。実際に約17.8mmと薄いのだが、シルバーで美しいヘアライン加工されたアルミのフルフラットボディがさらに薄さを感じさせてくれる。当然、11.6型ワイド液晶モデルなのでフットプリントは小さい。  それでいて、素材となっているアルミは強度があるうえ、サイドに丸みを持たせたデザインによってねじれに対する剛性を高めているから安心して持ち歩くことができるのだ。加えて、傷や汚れが心配な人向けに、サイズがぴったりのソニーストア限定キャリングケース(VGP-CKT5)がオプション販売されているので、チェックしてみるといい。

高級感のある美しいアルミ製の天板はヘアライン加工されている

別売のソニーストア限定キャリングケース(VGP-CKT5)があれば傷などの心配はいらなくなる

 CPUとしては、Intel Core i7-3537U(2GHz)、 Intel Core i5-3337U(1.8GHz)、Intel Core i3-3227U(1.9GHz)をVAIOオーナーメードモデルで選択可能だ。メモリーは2/4/6/8GB(最大8GB)指定でき、11.6型ワイド液晶ディスプレーの最大解像度は1366×768ドットとなっている。一般的なこのサイズのモバイルノートの用途であるネットサーフィンやOfficeソフトの作業などは快適に行なえる性能を備えている。

Windowsの快適動作の指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」の結果。モバイルノートとしては十分すぎる数値だ

 カタログ値で約8時間のバッテリー駆動時間があるので、出先での作業時間もかなり確保できるだろう。さらには、標準同梱のACアダプターが横約90mm、縦約37mm、高さ約25mmと一緒に持ち歩くのにその存在を意識しないでいられるほど非常にコンパクトなので、電源に不安がある場合も安心していられるのもうれしい。

ACアダプターは非常にコンパクト。細かいことながら、通電状態が分かるLEDランプを搭載しているのが便利だ

 ストレージは、HDDとSSDを組み合わせたハイブリッドHDDを約500GB搭載。ハイブリッドHDDは、SSDをキャッシュとして利用するもので、同スペックで同条件ならばHDDのみの場合と比較して約3倍の高速なデータアクセスが可能だ。

 インターフェースは、左側面に、USB 3.0端子とUSB 2.0端子を1基ずつ装備。USB 3.0端子は、本体の電源がオフでAC電源に接続されていなくても、USB接続された機器に充電できる。そして右側面には、有線LAN(1000BASE-T)端子、アナログRGB端子、HDMI端子、メモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC、メモリースティック デュオ対応)、ヘッドホン端子が並ぶ。アナログRGB端子、HDMI端子を両方搭載しているため、古いタイプのプロジェクターを使った映像出力が行ないやすく、外出先でのプレゼンテーションなどで助かるはずだ。

正面にはHDDや無線LANなどのインジケーターランプが配置されている

背面はシンプル

左側面にはUSB 3.0端子とUSB 2.0端子などが並ぶ

右側面には映像出力端子やメモリーカードスロットなどを装備

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