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「StorMagic SvSAN」の採用で高価なSAN/NASは不要

ネットワールド、VDIパッケージを50~200ユーザーまで拡大

2013年04月02日 11時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月2日、ネットワールドは仮想デスクトップ基盤(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)を導入できるオールインワンパッケージ「Networld SVP for VDI」を、本日4月2日より販売開始する。仮想共有ストレージソフトウェア「StorMagic SvSAN」により、サーバー上の内蔵ディスク領域をiSCSIの共有ストレージ領域として利用するため、高価で複雑な外付けのSANストレージ/NASが不要。低価格でVDIを導入・運用できる。2011年2月に数十名規模のSVPパックを発表しているが、ユーザーニーズが本格化し、全社・全事業所導入が増えたことで、シリーズを刷新したという。

 今回発表されたNetworld SVP for VDIは、マイクロソフトのOSを含む、VDIに必要なソフトウェアを、ユーザ規模に応じた最適な構成で信頼性の高いCisco UCSサーバーにプリインストール。初期設定と3年間の保守までを基本パッケージにしており、仮想化導入の障壁を大幅に軽減するという。50 VDIと200 VDIのハードウェア構成は以下のとおり。

50 VDIと200 VDIのハードウェア構成

 50~200の範囲で、必要なユーザー数に合わせたシステム構成と価格で提供され、VDIの規模に合わせて、サーバーのCPU、メモリ、NICの追加も可能になっている。100ユーザ以上には、インライン重複排除とRead(読み込み)/Write(書き込み)のキャッシュ技術による、I/O高速化とストレージ容量削減を実現する「Atlantis ILIO」を搭載し、1仮想デスクトップあたり100 IOPS以上の物理PCを凌ぐ高速なデスクトップ環境を実現する。

 参考価格は50 VDI用で1180万円、200 VDI用で3860万円(ともに税別)となっている。

 仮想デスクトップソフトウェアとして「VMware Horizon View」を搭載しており、年内には「Citrix XenDesktop」版の発売も予定している。

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