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新社会人&学生諸君! 移動時間は電子書籍を読もう! 第1回

本はデジタルで読む! ベストな電子書籍ストアを探せ!

2013年04月02日 12時00分更新

文● 林 佑樹@necamax

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各ストアの特徴をチェック

 ここからは、電子書籍ストアの「iBooks」、「Kindleストア」、「Google Play books」、「ebookJapan」、「GALAPAGOS STORE」、「Reader Store」、「楽天ブックス」、「honto」、「紀伊国屋BookWeb Kinoppy」、「BookLive!」の特徴を紹介しよう。これら以外にも電子書籍のサービスは存在しているが、主だったものという前提でピックアップしている。新興勢力もあれば老舗もありといった具合なので、まずは各ストアの状況を確認して、自分に合うストア選びの参考にしてほしい。

 また、ストアごとに本の価格や対応デバイスの違いも存在するため、電子書籍ライフはストア選びから始まるといっても過言ではない。現在では、「hon.jp」という各ストアを横断検索できるサービスがあるため、まずはこのサイトで自分が読みたいジャンルの本があるかどうかをチェックしてみるのもいいだろう。

自分の好きなジャンルやタイトルが、どの電子書籍ストアで取り扱っているかを「hon.jp」でチェックしてみよう

新興勢力の「Windows ストア」でも電子書籍の取り扱いが始まった。Surfaceの普及以前にWindows 8のシェア次第になりそうだ

アップル謹製の新ストア、iOSとMacで利用可
「iBookstore」

対応デバイス:iOS、Mac

 3月にスタートしたばかりのアップル直営「iBookstore」。ラインナップはまだ少なく、大手出版社のメジャータイトルを中心に展開している。ラインナップ的にも可も無く不可も無くといったストア。App Storeで購入する流れと同じなので、iOSデバイスのユーザーなら新たにIDを取得する手間も省けるため、アップルデバイスユーザーなら利用しやすい。

 また、アップルといえば、アプリ方面ではお色気路線はだいたいアウトなのだが「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」が販売されているのを考えると、そのあたりは緩いようだ。逆に暴力的表現の多いタイトルは少なめの印象。タブレットでは老舗のアップルも、電子書籍ストアでは新規参入に近いため、今後の展開次第といったところだろうか。

 なお、iBooksアプリ自体の仕上がりはいいが、ページめくりがやや遅い。

iBookstore。App Storeと変わらないため、iOSユーザーであればすぐになじめる

規制はどのへんまで許されるのかと検索してみたところ、「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」もラインナップされていた

通販サイトの巨人、Amazonが仕掛ける電子書籍ストア
「Kindleストア」

対応デバイス:Kindle Paperwhite、Kindle Fire、Kindle Fire HD、Kindle Fire HD 8.9、iOS、Android

 Amazon.co.jpの電子書籍ストアであり、専用デバイスにもストア名である「Kindle」が冠せられている。取り扱い点数は豊富で、電子書籍を「Kindleダイレクト・パブリッシング」にて個人で販売することもできる。現状でもっとも使い勝手のいいストアだと言える。

 セールやポイント還元などが常に行なわれているのもポイントだ。Amazonをよく使う人はIDがそのまま使えるため、候補の筆頭になるだろう。また、成年コミック1歩手前の青年コミックが多数ラインナップされているのも特徴である。

ブラウザーからもアクセス可能で、ラインナップは豊富。使い勝手はいつものAmazonと変わらない

電子書籍リーダーである「Kindle Paperwhite」、「Kindle Fire」、「Kindle Fire HD」、「Kindle Fire HD 8.9」の購入もKindleストアから行なえる

あのGoogleが運営するストアだが……
「Googleブックス」

対応デバイス:Windows、Mac、Android、iOS

 Androidユーザーなら鉄板……、と言いたいところだが、カテゴリーにはまだコミック/コンピュータ/IT/技術/工学/ビジネス/経営/経済/文芸しかなく、それぞれのラインナップも少ない。AndroidとiOSといったスマホだけでなく、ブラウザーでの閲覧にも対応しているので環境を選ばないのは魅力だが、それ以外の特徴がない。正直なところ、メインの電子書籍ストアに据えるには厳しいと言える。今後に期待だ。

現状ではいまいちパッとしない「Googleブックス」

大人のお友達が利用できる
「DMM Books」(.R18)


対応デバイス:Windows、Mac、iOS、Android

 成年コミックをモバイルしたい男児はこのストア内の「DMM.R18」決まりだ。ストアとしてはシンプルな作りになっているが、コミックのほかに、雑誌も取り扱っている。DMMコンテンツ群お約束の、やたらと評価がわかり、かつエンターテインメント性のある業の深いレビューもあるため心強い。

大人のコンテンツへはページ右上のリンクから行ける


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