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1位にiPad mini! 2位iPad…欲しいタブレット調査

2013年04月01日 16時00分更新

文● 花田祐輔(HEW)/アスキークラウド

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 タブレット端末市場で依然として圧倒的な支持率を誇る「iPad」。しかし、消費者の興味は「iPad mini」やそのほかの他社製品へと徐々に移行しているようだ。

 これまで一人勝ち状態が長らく続いていたiPadだが、昨年よりグーグルの「Nexus 7」や、アマゾンの「Kindle Fire HD」などの7インチタブレットが市場に続々投入されてヒット。アップルも満を持してiPad miniを投入したが、Android OSを使ったタブレット端末勢の猛追に押され、月間販売台数で初めてアンドロイド端末を下回った。もっとも、アンドロイド端末は複数機種の合計台数であり、アップル製品の国内シェアが依然、圧倒的であることには変わりがないが、ユーザーにとってはiPad以外にも選択肢が増えることとなった。

 そうした状況を受け、タブレット端末の購入を検討している消費者の興味も徐々に移ってきている。

 トレンド総研が3 月19 日(火)~2013 年3 月22 日の間、楽天リサーチに委託して実施した、現在タブレット端末を所有しているあるいは購入を検討している20代~40代の男女500名を対象に行ったアンケート調査結果が発表された。タブレット端末ユーザーが現在所有している端末は、やはりiPadが64%という圧倒的支持率で1位。以降、2位がNexus 7(9%)、3位は富士通「ARROWS Tab」(5%)と続いている。

 しかしその一方、購入検討者に欲しいタブレット端末の機種をたずねると、1位はiPad mini(44%)で、2位のiPad(43%)を僅かながら上回る結果に。また、以下に続く3位のNexus 7(20%)、4位のソニー「Xperia Tablet」(19%)も支持率が高くなっている。

 移動中に使用する電子書籍リーダーとしてはやや重いiPadに代わり、小型軽量化しながらも高い性能を維持して頭ひとつ抜き出るiPad miniが、当面はタブレット端末市場を牽引していくであろうことはほぼ間違いなさそうだが、台頭するアンドロイド端末勢がアップルの牙城にどこまで迫るのか、注目される。

ipad mini

iPad mini(ホワイト)、重量は308gでiPadより53%軽量化している

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