iPhoneの電話代が15分の1に!? IP電話「iPhytter」速攻導入術 第1回
電話代が15分の1にコストカットできるビジネスマン向けIP電話
iPhoneから03発信!最強の電話サービスiPhytterを始めよう
2013年04月17日 11時00分更新
日米両方の電話番号を持てる!
さらにビジネス的におさえておきたいのが、固有の電話番号を持てる「CALL ME」というオプションだ。
iPhytterは通常、一般電話に発信すると非通知かランダムな番号が相手に表示される。また、もともと固定の電話番号が存在しないため、iPhytterを使っていない相手からこちらには電話がかけられない。普段遣いの電話として使うなら、決まった番号が相手に表示されて、相手も普通にかけられるCALL MEは必須と言える。
もらえる電話番号は、日本の「03-XXXX-XXXX」か「050-XXXX-XXXX」、もしくはアメリカの「949-XXX-XXX」という3種類だ。
アメリカのビジネスパートナーと電話でやり取りする機会があるなら、「949」の電話番号を取得しておくことで、相手がかけてきたときも米国内の国内通話料金で日本と通話が可能だ。CALL MEオプションの料金は、番号ごとに毎月5ドルで、6ヵ月分から購入可能。最長3年間で、延長にも対応している。
さらに、会社の電話を固定電話に見せかけたいというSOHOやフリーの人々にもぴったりだ。実質、携帯電話をメインに使っていたとしても、会社の代表電話として携帯電話の番号を記載することに抵抗がある人もいるはず。
とはいえ、固定電話はプッシュ回線なら事務用で2520円、住宅用で1680円の基本料が毎月かかる。このご時世、少しでもコストカットしたい……というのなら、iPhytterはかなり魅力的だ。「050」の番号ではIP電話だと知られてしまうが、「03」なら固定電話に見えるというわけだ。
一時的に電話番号が欲しいというシチュエーションでも役立つ。例えば、期間限定のイベントを企画して、その問い合わせ先の電話番号を用意する必要がある場合は、イベントが終わるまでCALL MEを契約しておけばいい。
ビジネスを強力にサポートするオプション機能も揃っている
FAXサービスも用意
書類のやり取りは電子メールが増えている一方で、まだまだ日本のビジネスシーンではFAX利用が少なくない。iPhytterなら、iOS/Android向けのFAXアプリ「iPhytter FAX」を用意しており、3G/LTE/無線LANのいずれかの回線を使ってFAXの送受信が可能だ。
送信の場合は、PDFやOffice書類を選択して送信できる。国内の場合はおおむね、1通0.15ドル(1ドル95円換算で14.25円)と考えていい。ただし、送信料はページごとの課金であり、1ページあたりの送信時間は1分以内と規定されている。
ドキュメントのデータ量や通信環境などによって1ページを1分以内に送れなかったときは、総送信時間をページ数に換算して課金される(この場合、1分1ページと規定)。
受信は、PHYTTERで電話を受けるのと同じで、月額5ドルのオプション「FAX ME」に申し込めばFAX番号が割り当てられる。
FAXが届いた場合、メールの添付ファイルで送ってくれる。たまにしかこないFAXのためにわざわざFAX番号を維持しているのなら、iPhytterに切り替えて、出先でもFAXを受け取れるようにしておいたほうが圧倒的に便利だ。
2回線目への発信&3者間通話も可能
誰かに電話している最中、画面からもう1回線への発信を指示し、最初の通話に統合すれば、3者間通話が実現できる。込み入った話なら、あとで上司に報告するより、直接会話に入ってきてもらうほうが手っ取り早いはず。通話料はiPhytter持ちなので、格安で簡易電話会議が可能だ。
複数アカウントを持てる
1台の端末で複数のアカウントを扱えることも大きな特徴だ。
それぞれのアカウントに対して「CALL ME」オプションがつけられるので、仕事用/自宅用、顧客や業種などで別々の電話番号を持ちたいケースにも対応できる。
1台のスマートフォンで複数の電話番号をさばけるようになるので、場合によっては端末の契約数を劇的に減らすことが可能になる。
ひかり電話の子機としても使える
iPhytter以外のIP電話(SIP)もアカウントを登録して使える。代表的なのが「ひかり電話」で、ひかり電話のルーターにアクセスしてユーザー名/パスワードを設定し、それをiPhytterで登録すれば子機として利用できるようになる。
3Gの通信品質を激的にアップ
iPhytterで通話する場合、無線LANでの接続が推奨されている。3G回線はそもそも無線LANやLTEに比べて速度が遅い上、周囲に接続している人の数などで常に速さが変わってしまう。
頻繁に3G回線でかけるなら、音声の圧縮率を高めて、通話の際に必要なデータ容量を減らせるオプションの「G729音声コーデック」(250円)を購入しておくべし。
次回はAndroid OSとiOSでの導入方法をそれぞれ解説
というわけで、iPhytterの特徴はざっとご理解いただけただろうか?
iPhytterはアプリの操作画面が日本語化されているだけでなく、サポートも日本語で対応してくれるなど、日本でのサービス展開をきちんと意識していることが伝わってくる。
アプリの価格はiPhone/Androidともに450円で、フィッターポイントは1ドルのお試しを購入できるため、まずは自分の環境にあうかどうかを試してみよう。
次回はiPhytterの導入方法から電話のかけかたまで、具体的に解説していく。Android OSの場合とiOSの場合、どちらも紹介するのでぜひチェックしてほしい。
(提供:Interush, Inc.)
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