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なぜ? フェイスブック新社屋にLINEスタンプの落書き

2013年03月29日 16時00分更新

文● 澁野 義一/アスキークラウド

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 Facebook Japanの新社屋は、やっぱりヘンなもので溢れていた。壁にはアート、ソファーには「いいね!」クッション。果物や軽食が並ぶスペースには、ワインセラーまで設けられている。

 Facebook Japanの新オフィスが報道陣に公開されたのは3月27日。当初4人でスタートした日本法人も、いまやエンジニアを含めて約20人と5倍に。とはいえ、フェイスブック全体で4619人の社員が働いていることを考えると、驚くほど少ない人数だ。

 オフィスの片隅には図書室もあり、絵本からコスプレ本まで雑多なコレクションが並んでいる。社員のクリエイティビティーを刺激するような本を、TSUTAYAにキュレーションしてもらったのだとか。

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図書室の天井にもアートが入るこだわりよう

 来客がコメントを残せるペインティングウォールもある。よく見るとLINEの人気スタンプたちの姿が。NHN Japanのスタッフが訪問時に残したものだろう。SNSというくくりで考えると競合にあたる両者だが、それはそれ、これはこれ。おおらかな社風が伺えるエピソードだ。

 ほかにも「ドンマイ」や「マンツーマン」といった和製英語が用いられた会議室や、カラフルに描かれたロビーの阿吽像など、Facebook Japanのオフィスは意外なモノ同士の取り合わせであふれている。まるで「思わぬところでの思わぬ出会いこそ、柔軟な発想を鍛えビジネスを牽引するのだ」と主張しているかのようだ。

 米国発のIT企業はオフィスのユニークさが強調されがちだが、すべては業務効率を上げるための施策。グレーや白の机にキャスター付きのイス、壁面には代わりばえのしないロッカーといったオフィスの風景を、見直す時期に来ているのかもしれない。

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ブラウンの「いいね!」が見られるのはここだけ

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