フィルター、スクリュー、タンククリーナーを
一体化し手入れ作業を簡素化
さらに、フィルター一体型スクリューを採用。これまでフィルター、スクリュー、タンククリーナーの3つに分かれていたパーツを一体型としたことで、組み立て作業やお手入れ作業を簡素化。振動する部品が減ったことで、従来製品の71dbから63dbに低騒音化したという効果も出ている。
フィルター、スクリュー、タンククリーナーの3つに分かれていたパーツを一体化した
さらに、従来ユーザーからの声を反映して、食器洗い乾燥機への対応、液漏れ防止のジュースキャップの付属、清掃用ブラシの付属、繊維入れ用カップの追加などを行なっている。
会見にゲストとして登場した野菜ソムリエの立原瑞穂氏は、「パーツが少なくなって、お手入れが楽になった。毎日、野菜ジュースを作る人にとってはうれしい進化。色や匂いも楽しめる」などとした。
野菜ソムリエの立原瑞穂氏
「季節商品から、通年商品に変わってきた」
シャープ健康・環境システム事業本部調理システム事業部長の藤井正信氏は、「2012年の国内ジューサー市場は約53万台とみており、そのうち、スロージューサーは12万台。これが2013年度には15万台になると予測している。昨年、第1弾となるスロージューサーを発売したが、一般的なジューサーが夏から冬にかけて需要が低下するのに対して、当社製品は夏から冬にかけて販売台数が増加。季節商品から、通年商品に変わってきた」とする。
シャープ 健康・環境システム事業本部調理システム事業部長の藤井正信氏
2012年の国内ジューサー市場は約53万台とみており、そのうち、スロージューサーは12万台。これが2013年度には15万台になると予測（
これまでのジュースプレッソの購入者へのアンケートでは、54%のユーザーが「栄養素が多く残る」とし、28%が「ジュースが美味しそう」とするなど、健康や美容への効果を評価した人が多いという。
54%のユーザーが「栄養素が多く残る」とし、28%が「ジュースが美味しそう」とするなど、健康や美容への効果を評価した人が多い
2012年には、野菜飲料市場が1.3倍になっているほか、カット野菜や野菜チップスの売れ行きが好調であるなど、野菜や果物の摂取不足を気にする人が増加していることが浮き彫りになっている。
こうしたことも、ジュースプレッソの需要拡大を後押ししているといえそうだ。通年商品としての継続的なマーケティング活動もこれからの重要な取り組みになりそうだ。
