超高感度域はやっぱりセンサーサイズが大きい機種が有利
各社ISO 6400の撮影サンプル
ISO 6400となると、PENTAX Q10などいくつかの機種が上限を迎える。さすがにこのあたりではノイズが多く、ディテールの再現性も低くなっていく。
その中でも比較的ノイズが少なく、ディテールが残っているのがソニーの2機種と富士フイルムのX-Pro1あたりとなる。X-Pro1は若干だが、シャドー側の黒の締まりがなくなりつつある。
パナソニックのGF5もかなり健闘しているが、ディテールを犠牲にしてノイズリダクションを多めにしているため、暗部の黒ツブレやトーンジャンプらしきものが目立ってきている。
Nikon 1 V2もディテールが若干犠牲になってきていて、ノイズも目立つ傾向。APS-Cサイズのセンサーを搭載しているキヤノン EOS Mもかなりノイズが目立ってしまっている。
各社ISO 12800の撮影サンプル
各社ISO 12800以上の撮影サンプル
ISO 12800を超えるとどれもノイズだらけでディテールもかなり損なわれてしまっている。しかし、その中でもディテールの再現性がいいのは富士フイルム X-Pro1だ。
確かにノイズは多いが、粒の小さいノイズなのであまり目立たない。若干階調が狭くなり、ハイライトの白飛びが出はじめ、黒い部分の締まりがなくなってきているが、ほかの機種に比べればかなりいいほうだ。

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