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この春買いたいミラーレス一眼を選べ! 第3回

全7メーカーのミラーレス機で画質がいいのはコレ!

2013年03月28日 12時00分更新

文● 周防克弥

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ISO 400までの低感度に強いにはソニーと富士フイルム

 まずは低感度時の画質をチェック。最低感度設定はISO 100やISO 160、ISO 200など機種によって異なるが、感度拡張機能を使って低感度側を広げている場合を除き、一番高画質が得られる設定だろうと思われる。

ソニー「NEX-7」の撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ソニー「NEX-5R」の撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

パナソニック「GH3」の撮影サンプル

ISO 125

ISO 125

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

パナソニック「GF5」の撮影サンプル

ISO 160

ISO 160

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

オリンパス「E-M5」の撮影サンプル

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ニコン「Nikon 1 V2」の撮影サンプル

ISO 160

ISO 160

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

富士フイルム「X-Pro1」の撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

キヤノン「EOS M」の撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ペンタックス「PENTAX Q10」の撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

 中でも解像感が高く、高精細だと感じたのはソニーのNEX-7と富士フイルムのX-Pro1。今回の中ではセンサーサイズが一番大きいため、かなり有利ではあるが、暗部のノイズ処理とディテールの再現性はかなり高い。

 同じAPS-Cサイズセンサー採用のキヤノン EOS-Mは、ノイズ処理が強めな傾向にあって一見するときれいな絵だが、ディテールの再現性がほかのAPS-C採用2機種に比べると若干低い。

 階調幅はあまり差がないように見えるが、Nikon 1 V2はハイライトが白飛びしやすい傾向にある。かなり健闘しているのがPENTAX Q10で、ノイズは発生しているがディテールの再現性は高い。また階調幅も広く、ノイズさえ気にならなければセンサーサイズの大きなライバル機にも引けを取らない。

 マイクロフォーサーズ規格を採用しているオリンパスのE-M5とE-PL5、パナソニックのGH3は有効画素数約1605万画素、総画素数約1720万画素とスペックは同じ。もしや同じセンサーか? と思われたのだが、階調幅はほぼ同じでもノイズ処理やディテールの再現性に差が出ている。

 仮に同じセンサーを使用しているとしても、画像処理エンジンや設定が異なるため、その違いが結果に現われているようだ。

 ちなみに、E-M5のほうがシャープネスが強い分、高解像に見える。GH3も解像感そのものは悪くないが、比較するとシャープネスが低く、多少眠い感じになってしまっている。ただし描写は繊細で、このあたりは好みの問題だろう。

 シャープネスが高くなっている画像からシャープネスを低くすることができないが、低い画像にシャープネスをかけて高くすることは可能だ。一手間かけて調整するかしないかの問題だ。

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