ブルーレイレコーダーで録画した番組を視聴しよう
・DLNA
Digital Living Network Allianceの略。家庭内LANを使って家電やモバイル機器、PCを相互接続して、連携利用するための技術仕様を策定する業界団体のこと。仕様自体の正式名称はDLNAガイドラインという。DLNAガイドラインに準拠していれば、メーカーが異なってもスムーズに互いの機器を認識し、他の機器に保存してある動画や音楽をネットワーク経由で再生するといった事が容易になる。DLNA準拠のデジタル機器は、商品パッケージなどに認定ロゴが記載されている。
・DTCP-IP
Digital Transmission Content Protection over Internet Protocolの略。著作権保護されているコンテンツを、家庭内LANを経由して、別の機器で再生できるようにする仕組みのこと。コンテンツを暗号化された専用経路でやりとりすることで、不正コピーや、家庭内LANから外部ネットワークへの流出を防いでいる。さらに、自宅の録画機器にある番組を、インターネット越しに外出先でも視聴できるDTCP+という規格も策定され、製品が登場しつつある。
・AACS
Advanced Access Content Systemの略。Blu-ray Discなどで採用されている著作権保護技術のひとつ。アナログ出力により著作権保護を無効化し、違法コピーされるのを防ぐため、HD画質でのアナログ出力を制限している。また、2013年12月31日以降に製造、販売される製品については、アナログビデオ出力が全面的に禁止される予定。
・リージョンコード
DVD-Videoやゲームソフトの利用可能地域を限定するコード。ソフト側と機器のリージョンが一致しないと利用できない仕組みになっている。例えば中国やアメリカ、オーストラリアで購入したDVDは、日本で買ったプレーヤーで再生できない。リージョンコードには8つあり、日本は「2」に含まれる。「7」は未使用で、「8」は航空機など国際領域での利用を想定している。なお、リージョン「ALL」のDVD-Videoなどの場合は、どの地域でも利用可能となっている。
ブルーレイの音声形式って?
・PCM
Pulse Code Modulationの略。音声などのアナログ信号を、デジタルデータに変換する方式のこと。音声データを圧縮しないので、音質の劣化がない。音楽CDやBD-Video、プレイステーション3のゲームソフトなどに幅広く用いられている。
・ドルビーデジタル
アメリカのDolby Laboratoriesが開発した音声をデジタルデータとして扱うための方式。ドルビー AC-3や、単にAC-3と呼ぶこともある。モノラル音声から、5.1chサラウンドまで対応している。音声を圧縮して容量を小さくできるため、主にDVD-Videoなどの映画コンテンツや、映画館で用いられている。
・DTS
アメリカのDigital Theater Systemsが開発したデジタル音声システム。5.1chサラウンドが標準規格であり、圧縮率の低さからドルビーデジタルよりも音質がいいとされている。
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