「最新のデータセンターにより、日本企業からソフトウェア管理の負荷を解き放ち、より多くのリソースをお客様と向き合うことに投入できるようにする」
このように意気込むのはオラクルのプレジデントを務めるマーク・ハード(Mark Hurd)氏。このたび、同社は国内に専用データセンターを新設したと発表し、その際に発せられたコメントだ。
新データセンターを拠点に、同社ではクラウド統合サービスソリューション「Oracle RightNow Cloud Service」を強化していく。「Oracle RightNow Cloud Service」は、WebサイトやSNS、コンタクトセンター(受付窓口)をクラウド経由で一体化したクロスチャネル型の統合サービスソリューション。企業の販売拡大やマーケティング活動の向上をはじめ、顧客との信頼関係の構築や関係強化、コストの削減と効率化などを支援する。
同社では今回、新設したデータセンターを国内の基幹的な基盤としてサービスを確立し、「Oracle RightNow Cloud Service」をよりいっそう安全に運用管理されたサービスとして提供。企業がより積極的で個別化されたカスタマー・エクスペリエンスを提供していくための支援を強化する。
カスタマー・エクスペリエンスとは、顧客が商品やサービスを購入したり、問い合わせたりした経験を顧客にとっての価値とすること。カスタマー・エクスペリエンスを向上することは、企業価値を高めることにもつながるという解釈につながる。