旧式Celeronマシンに
最新セキュリティ製品を入れてみた
以前使用していたPCには、別途セキュリティソフトを入れてあったのだが、せっかくなのでこちらもマカフィー インターネットセキュリティ 2013にしておく。さっそく、既存のセキュリティソフトをアンインストールしようとしたのだが、起動の時点で思ったより時間がかかる。
ふとスペックを確認すると、CPUはCeleron 420(1.6GHz)と非力だし、メモリーやHDDも、ひと昔以上前のもの。OSはWindows XPでマカフィー インターネットセキュリティ 2013の対応範囲なのだが、最新のセキュリティ製品を走らせると、重くなってしまうのではないか、という不安がよぎった。
だが、いざインストールを終えると、むしろ以前の状態よりも軽くなっているように感じる。実際にタスクマネージャーを起動してみると、CPU負荷もほとんどない様子。メモリー占有率については、ソフトを入れ替える前と後でずいぶんと差が出ているようだ。
操作ボタンの大型化で
クリックとタッチが苦手な父でも操作可能に
インターネットセキュリティは2013年版になってインターフェイスが大きく変わった。Windows 8での動作対応はもちろん、Thinkpad Tablet 2などタブレット型のWindowsマシンでも操作がしやすいよう、UIにおける押下可能な面積が拡大している。タッチ操作だけでなく、マウスの使い方に慣れていない父でもクリックし損なわないという副次効果もある。
インストール直後は、PC全体をスキャンするのがセキュリティ上望ましいが、フルスキャンを実行しても、動作が極端に遅くなるような感じはしなかった。これは、2013から搭載された新エンジンによる部分が大きいのだろう。
一般論として、ソフトウェアはバージョンアップするにつれ重くなっていく傾向が強く、常駐させざるを得ないセキュリティ製品を新バージョンにアップデートする際は一抹の不安がよぎるものだが、マカフィー インターネットセキュリティ 2013については、過度な心配もいらないと言ってよいだろう。
意外と便利だったのが、新機能の「脆弱性スキャナー」だ。これは、インストール必須なWindowsのセキュリティ更新プログラムやアップデートを見つけ出し、さらには更新のインストールまでインターネットセキュリティ 2013上で行なえるというもの。
PCに疎い父の場合、PCの更新などよくわからない確認画面については、問答無用で「いいえ」を押して閉じてしまうことが多いようだが、「とにかくMcAfeeのだけは絶対に更新しておいて」と選択肢を狭めることで、Windowsとセキュリティ製品、両方を最新環境に保つことができる。
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