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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第34回

Xperia Z/INFOBAR/ARROWS、速度対決は両極端に!?

2013年03月25日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ハマれば速い!
Xperia Z&INFOBAR

 文字入力では片手操作で以下の文章を入力する。タイムはストップウォッチで計測。予測変換は使わず、全文字を入力する。これも計測は3回。入力画面はGmailの新規作成画面で、キーボードはテンキー表示、フリック入力だ。

「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

 これまでの最速は前回のMEDIAS U N-02Eが計測した「51秒71」。タッチ操作への反応はもちろん、本体とキーボードも影響しているようだった。全体的には50秒台前半だと良いタイムと言える。

  Xperia Z INFOBAR A02 ARROWS A
入力プログラム POBox Touch 5.4 iWnn IME 2.2.5 NX!input 5.0+ATOK 1.1.1
最速タイム 52秒79/53秒95(サイズ変更) 52秒56/51秒86(最高感度) 1分10秒07/1分18秒80(最高感度)
平均タイム 1分8秒4/57秒98(サイズ変更) 1分1秒26/59秒34(最高感度) 1分17秒23/1分28秒49(最高感度)

 今回はXperia ZとINFOBAR A02が52秒台となり好成績。INFOBAR A02は後述するようにカスタマイズすると51秒86と歴代2位のスピードとなった。しかしこの2機種では最速と平均タイムの差がかなり大きい。それらも含めて詳しく見ていこう。

POBox Touch 5.4

iWnn IME 2.2.5

NX!input 5.0+ATOK 1.1.1

 Xperia Zはやはり幅の広さで、押しづらいボタンがある。右手での操作の場合は文字種の切替ボタンが遠い。指を伸ばすと不安定になるので文字の入力を続けると疲れる。最速は52秒台だが、それより30秒前後遅くなるタイムもあった。

 そこで表にもあるように「キーボードのサイズ変更」を行なった。POBox Touch 5.4ではこのサイズ変更が簡単にできる。キーボードが広すぎるため右寄りに小さくして安定させ、落とす不安や手のひらの疲れを減らした。ユーザーはぜひ「最適なサイズ」を見つけてほしい。最速タイムは53秒台、平均タイムは57秒台と差が一気に縮まった。

Xperia Z搭載のPOBox Touch 5.4では、キーボードのサイズを変更できる

 INFOBAR A02は、スクロールと同じくスピーディーな操作を感じられる。ただXperia Zほどではないが若干キーボードが広く、少し指を伸ばすことがある。

 INFOBAR A02ではフリック入力の感度を高めることにした。初期設定では中くらいだが、これを最高にした。タッチ操作の反応がよくなったように思えたが、タイムだけを見るとごくわずかな違い。タッチの反応が気になる人は感度を変更してみよう。

INFOBARではタッチの感度を変更してみた

 逆に文字入力の反応がイマイチだったのが、ARROWS A。キーボード全体を見ると押しやすそうなのだが、ひとつひとつのボタンが縦に長く、筆者の場合「あ」のボタンが押しにくい。タッチの反応も少しブレーキがかかっているような、軽くフリックするだけでは反応していないことがあった。そこでARROWSでもフリック入力の感度を最高にしたのだが、誤入力が頻発してしまった。最適な感度に調整したかったのだが、難しくこの結果となった。じっくり使い込めば、違う結果にもなりそうなのだが……。なお、手書き入力に関してはオフにしている。

 文字入力の結果は迷うところだが、ここでもINFOBAR A02の勝利としたい。カスタマイズ後の最速値はもちろんだが、カスタマイズしなくても、比較的安定して良好な結果を出せている。

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