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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第34回

Xperia Z/INFOBAR/ARROWS、速度対決は両極端に!?

2013年03月25日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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スクロールではINFOBAR勝利
ただし3機種ともイマイチ……!?

 まずはスクロールテスト。Gmailを500通受信し、500通目に達するまでのスクロール時間をストップウォッチで計測する。計測は3回行ない、3機種とも片手操作でテストしている。これまでの最速は前回の“ゴツイ”スマホG'zOne TYPE-L CAL21。最速5秒31、平均でも5秒37という、その外観に似合わないタイムで筆者を驚かせた。

 今回の結果は以下の表の通り。

  Xperia Z INFOBAR A02 ARROWS A
最速タイム 9秒27 8秒46 9秒67
平均タイム 9秒97 10秒94 11秒76

 前回の機種と比べると遅い。これまで比較してきた機種と比べると、ごく普通の結果という印象。スペックの高さを考えると「こんなもの……?」と拍子抜けする。ただしスクロール中、メールを省略表示したり、持ちやすさも影響する。

 Xperia Zは途中大きな引っ掛かりがあったものの、頻繁ではなく、幅の広さも影響なし。ただしメールの省略表示は特に感じられず、スクロールに時間がかかる。

 INFOBAR A02はとても爽快感のあるスクロール。引っ掛かりは無く、スクロールのスピードが落ちることはあるが、ものすごい勢いでスクロールできるので快適だ。省略表示は特に無いようで時間はかかったものの、「スピーディーなスクロール」ができる機種だ。側面の丸みもしっかりホールドできて、安定して操作ができる。

 ARROWS Aは大きな引っ掛かりや、ガツンと止まることはないのだが、スクロールの後半になると細かく止まる。それで時間がかかった。

1回だけスクロールすると?
これもINFOBARが勝利

 では、連続して指を動かすのではなく、1回だけスクロールした場合は、何通目まで遡れるのか? スクロールの滑らかさを重視するなら、こちらのテストだ。1回のスクロールで何秒スクロールし続けるのか、もストップウォッチでチェックする。このテストの場合、より長い時間、多くスクロールしたほうが滑らか、と言えるだろう。

  Xperia Z INFOBAR A02 ARROWS A
1回スクロール 最長/表示数 2秒24/56通 2秒80/83通 2秒42/58通

 これもINFOBAR A02が勝利した。ただしこれまでの最長はAQUOS PHONE SERIEの2機種で、ISW16SHが113通まで遡り、SHL21が6秒47もスクロールし続けた。それらと比べると、この3機種は普通、という印象だ。これまで比較した機種もスクロール時間は2秒台が多い。

 ただしINFOBAR A02の「80通」まで遡ったのは比較的良い結果で、これまでは2秒台だと50~60通程度までという機種ばかり。80通まで達したのはINFOBAR A02が初めてだ。2つのスクロールテストを見た印象では、INFOBAR A02は滑らかというよりも、ビュン!と速くスクロールしている感じで特徴的だ。

 というわけでスクロールテストはINFOBAR A02の勝利。次は文字入力テストである。

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