
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。
UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。
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iOSデバイスで「探しもの」をするとき、何から着手しているだろうか。もちろん対象にもよるが、とりあえずウェブで検索することがオーソドックスな方法だろう。「Safari」を起動して検索フィールドにキーワードを入力、あるいはSiriに話しかける……初期設定のままであれば、Googleが適切な答えを示してくれる。
しかし、「探しもの」はウェブ上にあるとはかぎらない。受信したメール上にあるかもしれないし、「カレンダー」に登録したスケジュール、はたまた「メモ」に記した走り書きの中という可能性もある。
情報がどこにあるかハッキリしない場合は、まず「Spotlight」で検索してみることが近道だ。iOSは「メール」や「メッセージ」で受信した内容を迅速にデータベース化し、Spotlightによる高速検索を可能にしている。Safariの検索機能も統合されているため、ウェブ検索もシームレスに行なえる。「連絡先」や「カレンダー」などアプリを起動してそこで検索、という手順を踏む必要はない。一元化された検索機能がホーム画面からスピーディーに呼び出せるのだから、これを活用しない手はないだろう。

1枚目のホーム画面を表示しているときホームボタンを押すか、左へフリックすると現れる「Spotlight」の検索画面

受信したメッセージやカレンダー、連絡先などの情報は登録時点でデータベース化されているため、検索結果はほぼリアルタイムに表示される。見つからなければ情報はデバイスの外にあるのだから、この画面からウェブ検索へ進めばいい
iOSのSpotlightで検索可能な項目は、「設定」→「一般」→「Spotlight検索」でカスタマイズできる。筆者の場合、Podcastとビデオ、オーディオブックは特に用がないのでオフにしている。右端の「三」を上下にドラッグすれば、検索結果を表示するときの優先順位を指定できるので、あわせて変更しておきたい。

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