米アマゾンが、Web記事を同社の「Kindle」端末に送るための「Send to Kindle ボタン」を発表した。
これまで、ニュースやブログなどwebページの内容をKindleに送るには、ブラウザーの拡張機能を使うしかなかった。今回発表された「Send to Kindle ボタン」は、Webサイトオーナー向けのボタンツール。これを設置することで、ユーザーは1クリックでページをKindleのクラウドに転送可能。時間がないときなどでも、興味ある記事をKindle端末やKindleアプリ搭載端末で読むことができる。
Web記事をアプリに転送してオフラインで読む機能は、すでにEvernoteなども提供している。気に入った記事をオフラインでまとめて読めるのがEvernoteの利点のひとつだった。それと同様の機能を、今後はKindle端末やKindleアプリも持つことになる。なお、米Amazonによると、すでに「Washington Post」や「Time」といったサイト、有名ブログ「Boing Boing」がこのボタンを設置しているとのことだ。

Washington Postのwebサイト。左にある“k”というボタンが「Send to Kindle ボタン」
