販促などで、モバイル端末でQRコードを読み取ると製品情報サイトにアクセスしたり、製品紹介動画を再生できたりするサービスを活用するケースが見られる。今回、シャープから発表されたのはQRコードと製品カタログを組み合わせた「QRカタログ」(3月21日から順次発行)だ。
「QRカタログ」は、製品カタログにQRコードを併記したもの。「QRコード読み取りアプリ」をインストールしたスマホやタブレットで、QRコードを読み取ると「動画視聴サービス」にアクセス。カタログ誌面だけでは伝えきれなかった製品の魅力を動画と音声が加わることで、より効果的に訴求できるわけだ。
たとえば、「液晶カラーテレビ総合カタログ(2013年3月版)」に掲載されている「AQUOSクアトロン3D XLシリーズ」では、同テレビの大きな特徴である「外光の映り込みを抑えるモスアイパネル」の効果を動画と音声で紹介。技術を裏付ける実証試験や効能のメカニズムなども動画でわかりやすくまとめられている。
同社では今後、「動画視聴サービス」を併用した「QRカタログ」を各製品のカタログに展開していくが、こうした動きは他のメーカーにも波及するかもしれない。