プリンストンのデジギア道 第12回

プリント基板の凹凸感まで写し出す“マイクロスコープ”もラインナップ！

レンズキットでiPhoneをデジタル一眼バリにパワーアップ

望遠レンズ＆三脚で高倍率撮影もラクラク

　さて、これら4種類のレンズキットだが、まずは「望遠」を中心に、その使用感をレポートしていこう。

　望遠レンズキットには、レンズ本体に加えて、ミニ三脚と三脚と本体を固定するためにホルダーが付属。レンズはさすが望遠だけあり、ほかのレンズとは比べ物にならないぐらいサイズが大きい。とはいえ、それでもコートのポケットに十分収まる大きさだ。

iPhone 5に望遠レンズを装着。最大9倍差撮影まで対応

　早速装着し、望遠レンズ部でピントを合わせながらiPhone 5のモニターを覗いてみると……さすがに9倍望遠だけあって、遠くの被写体もクッキリ写る。しかも、iPhone 5自体のデジタルズームを組み合わせると、さらに高倍率で撮影することも可能だ。

　またiPhone 5本体のズームと、望遠レンズを用いたズームとを見比べると、望遠レンズを用いたズームのほうが、明らかに画質のにじみが少なく高精細。これは、ちょっと感動する。さっそく近くの公園へ、撮影に向かう。

左から通常撮影・望遠レンズを用いた9倍望遠・9倍望遠＋デジタルズーム

左はデジタルズーム、右は望遠レンズを用いた9倍望遠

　今回撮影に出向いた都内の公園だが、3月もまだ半ばというのに、桜の花がすでに5～6分咲きの状態。さっそく桜花のアップを望遠で撮影……といきたいところだが、小さな被写体を望遠で追うのはなかなかの至難の技だ。

　そんな時に役立つのが、付属のミニ三脚と専用ホルダーである。まず専用ホルダーでiPhone 5をがっちりホールドし、その専用ホルダーとミニ三脚を合体。望遠レンズの大きさもあり、一見不安定そうに見えたが、実際に装着すると思った以上に安定感がある。ミニ三脚だけにコンパクトかつ軽量で、写真がブレたりしないよう注意が必要だが、それでも手持ちで撮るよりも、ずいぶんと簡単に撮影できた。

望遠レンズを装着したiPhone 5をミニ三脚にセットしたところ

左は通常撮影、右はミニ三脚を用いた9倍望遠での撮影