29型ウルトラワイドの「U2913WM」を2台並べたらどうなるか?
ASCII.jp編集部でも人気のU2913WMだが、基本的に1台のみの運用が中心だ。
しかし、ふと「2台あったらどうなるんだろうか」「エクスペリエンスに変化は起きるのか」といったことが話題になったため、デルの協力のもと、2台のU2913WMで実験することにした。
また2台構成の場合描写領域が広く、高いスペックのPCが必要なため、宇宙最強をうたうゲーミングデスクトップ「ALIENWARE Aurora」もセットで用意。ALIENWARE Auroraシリーズについては「フルHDでもヌルヌル動く「ALIENWARE Aurora ALX」の性能に迫る」などのレビューを参照してほしい。カンタンに解説すると、見た目/性能ともやたら尖っており、ALIENWAREシリーズでおなじみのLEDギミックがかっこよく、かつメンテナンス性もピカイチというものだ。
さて、21:9液晶のU2913WMが2台あるとどうなるのか。物理的なスペースを見てみると、オフィス環境にしても家庭環境にしても、U2913WMを横に2台並べられる環境はだいぶ限られるだろう。U2913WM単体の横幅は699.8mmあり、ピッタリと2台くっつけた場合1399.6mmにもなる。そのため、まず編集部員との会話では、「横に2台並べた状態は、作業環境としてはすばらしいが物理的な問題が多い」という意見に着地した。ただこの点については、後編でお伝えするが、ディスプレーアーム次第で対応可能だ。
ディスプレーアームには、まずサンコー レアモノショップの「縦型3面ロングポールモニターアーム」(MARM196FB)を用意した。支柱1本に対して縦に複数のディスプレーを設置可能なタイプで、ディスプレー1台あたり重量6kg以下、高さが400mm以下であることが設置条件だ。価格は7980円と安く、かつ場所もそれほど取らないため、設置の自由度は意外にも高い。ただし、フレキシブルなアームを採用していないため、ディスプレーの位置をちょっと横に動かすといったことには対応していない。
U2913WMのスタンドを除いた場合のサイズは幅699.8×奥行き61.2×高さ317mm、重量は約5.76kg。縦型3面ロングポールモニターアームであれば問題のないサイズと重量だ。このあたりは、設置環境との相談になるため、まずは稼働空間が十分にあるかといった点から見ていくといいだろう。