このページの本文へ

21:9液晶の29型ワイド「U2913WM」はこう使え!(前編) (2/4)

2013年03月19日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

29型ウルトラワイドの「U2913WM」を2台並べたらどうなるか?

 ASCII.jp編集部でも人気のU2913WMだが、基本的に1台のみの運用が中心だ。

すでにU2913WMを購入している方はいるはずだが、通常は写真のように1台のみの使用スタイルだろう

 しかし、ふと「2台あったらどうなるんだろうか」「エクスペリエンスに変化は起きるのか」といったことが話題になったため、デルの協力のもと、2台のU2913WMで実験することにした。

 また2台構成の場合描写領域が広く、高いスペックのPCが必要なため、宇宙最強をうたうゲーミングデスクトップ「ALIENWARE Aurora」もセットで用意。ALIENWARE Auroraシリーズについては「フルHDでもヌルヌル動く「ALIENWARE Aurora ALX」の性能に迫る」などのレビューを参照してほしい。カンタンに解説すると、見た目/性能ともやたら尖っており、ALIENWAREシリーズでおなじみのLEDギミックがかっこよく、かつメンテナンス性もピカイチというものだ。

「ALIENWARE Aurora」シリーズは、宇宙最強をうたうだけあって、デザインインパクトの強さと性能が高いのがポイント(写真はALIENWARE Aurora ALX)。高解像度表示でもサクサク動くようにする拡張を行ないやすいのだ

 さて、21:9液晶のU2913WMが2台あるとどうなるのか。物理的なスペースを見てみると、オフィス環境にしても家庭環境にしても、U2913WMを横に2台並べられる環境はだいぶ限られるだろう。U2913WM単体の横幅は699.8mmあり、ピッタリと2台くっつけた場合1399.6mmにもなる。そのため、まず編集部員との会話では、「横に2台並べた状態は、作業環境としてはすばらしいが物理的な問題が多い」という意見に着地した。ただこの点については、後編でお伝えするが、ディスプレーアーム次第で対応可能だ。

 ディスプレーアームには、まずサンコー レアモノショップの「縦型3面ロングポールモニターアーム」(MARM196FB)を用意した。支柱1本に対して縦に複数のディスプレーを設置可能なタイプで、ディスプレー1台あたり重量6kg以下、高さが400mm以下であることが設置条件だ。価格は7980円と安く、かつ場所もそれほど取らないため、設置の自由度は意外にも高い。ただし、フレキシブルなアームを採用していないため、ディスプレーの位置をちょっと横に動かすといったことには対応していない。

1本柱のディスプレーアーム「縦型3面ロングポールモニターアーム」(サンコー レアモノショップ、MARM196FB)。ディスプレー1台あたり重量6kg以下、高さが400mm以下であることが設置条件だ。机の天板をはさんで固定する「クランプ固定モデル」タイプであるため、実際に利用する場合には、机の天板の厚さを把握しておく必要がある

 U2913WMのスタンドを除いた場合のサイズは幅699.8×奥行き61.2×高さ317mm、重量は約5.76kg。縦型3面ロングポールモニターアームであれば問題のないサイズと重量だ。このあたりは、設置環境との相談になるため、まずは稼働空間が十分にあるかといった点から見ていくといいだろう。

U2913WM背面のスタンドを固定する場所には、100mmサイズのVESAマウント(VESA100)を設置できる。また入力インターフェースも充実しているため、まず困ることはないディスプレーでもある

ASCII.jpおすすめパック
製品ラインナップ
インテルバナー