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T教授の「戦略的衝動買い」 第235回

3Dジグソーパズルも楽しめるシャープペンシル「Varacil」

2013年03月20日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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完成したVaracil、世界で唯一のシャープペンシル

 筆者は、0.5mmという最もユーザー層の多いシャープペンシルの王道クラスはまったく使った経験がなく、最低でも0.9mm径、あるいは海外などでは比較的多い1.2mm径の太芯が多い。

 しかし、自分で組み上げた思い入れあるVaracilは何としても使いたいので、0.5mm径の濃い4B芯を購入しスムースな書き味を楽しんでいる。

 Varacilは、実用的な筆記具としてのウェイトよりも、立体ジグソーパズルとしての意味合いが強いようで、取扱説明書に「筆記具としての使用上の注意」として記述されている内容がなかなか面白い。

 「試験や会議等、重要な時にご使用は控えてください。組立に不備があった場合、機能しなくなる恐れがあります」そして、「筆圧が強いとパーツや部品が耐え切れず、破損や湾曲の恐れがあります。適切な筆圧でご使用ください」とのことだ。筆者が硬度の高い芯で筆圧をかけて書いていたとき、本体が多少ミシミシと音を立てていた理由が分かった。

22個のパーツとメカ部分で午前中にVaracilが完成した。再度、分解して楽しむ方法も解説書には記載されているが、もちろん筆者は一切読んでもいない。(^_^

22個のパーツとメカ部分で午前中にVaracilが完成した。再度、分解して楽しむ方法も解説書には記載されているが、もちろん筆者は一切読んでもいない。(^_^;)

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Varasicの途中部分は凹凸のある立体ジグソーのピースが織りなす立体感で素晴らしい雰囲気を醸し出している

 でき上がったVaracilは、パッと見みんな同じ外観だが、厳密にはバリのカットひとつひとつが自分だけのオリジナルな、世界で唯一のシャープペンシルとなっているはずだ。

 筆記時の特性に関して、消費者からのクレームが多いことを予想してか、いろいろな免責記述が多いようであるが、作る楽しみと、お遊びと洒落を理解できる大人だけが買う商品だろう。

0.5mm専用のVaracilを少しでもスムーズな書き味にしたくて、筆者は4Bという濃い芯を使っている。お陰で書き味は極めて快適だ

0.5mm専用のVaracilを少しでもスムーズな書き味にしたくて、筆者は4Bという濃い芯を使っている。お陰で書き味は極めて快適だ

過去、現在、いろいろなえんぴつ型筆記具を使っているが、自分で組み上げたVaracilには、特別の思い入れがあり大事にしたい

過去、現在、いろいろなえんぴつ型筆記具を使っているが、自分で組み上げたVaracilには、特別の思い入れがあり大事にしたい

 これが最初で最後になるであろう筆者が組み上げた“立体ジグソーパズル・シャープペンシル” 「Varacil」は0.5mm 4Bの芯で、毎日快適になめらかに筆記できていることは間違いない。

 組立分解に関して取扱説明書だけでは理解できない、物足りない人にはウェブページで動画も見ることができる。Varacilは今までありそうでなかった素晴らしいアイデアの商品だ。

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:Varacil(ブラックとホワイト※)

※ほかにダークブルーとライトイエロー、ダークレッドとライトグレーの組み合わせ、全3モデルがある

価格:東急ハンズ銀座店にて945円で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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