このページの本文へ

先着20回線は月額250万円というキャンペーン価格

KVH、国内初の100Gbps Ethernet専用線サービス開始

2013年03月15日 09時00分更新

文● 渡邊利和

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

3月14日、KVHは日本で初めてポイントツーポイントで100Gbps Ethernetを提供するネットワークサービス「KVH 100Gイーサネット専用線サービス」の提供開始を発表した。先着20回線までにはキャンペーン価格が適用される。

ユーザーが求めるサービスを迅速に

 KVH 100Gイーサネット専用線サービスは、大容量を必要とするユーザー向けに2拠点間を100Gbpsで接続する専用線サービスだ。サービス提供地域は同社のファイバー網が敷設されているエリアで、東京23区と神奈川、千葉、埼玉、大阪、神戸の一部地域となる。月額料金はインターフェイスの種別や冗長レベルによって異なるが、100GBASE-SR10のシングルクラスで月額400万円。キャンペーン価格ではこれが月額250万円になる。

KVH 100Gイーサネット専用線の特徴

 同社の概要説明を行なった最高執行責任者(COO)の日置 健二氏は、同社のサービス提供に着いての考え方として「ユーザーが今必要としているものをいち早く提供する」と説明した。

KVH 最高執行責任者(Chief Operating Officer)日置 健二氏

 これまでも同社はこうした考え方に沿って「2.4Gbpsの専用線サービス」「SLAを適用した金融向けEthernetサービス」「10Gbps暗号化サービス」を日本初提供してきたという。今回の100Gbps Ethernet専用線もこうした考えに基づいていち早く提供開始したものだ。将来的に同社では、アジア地域内の同社の拠点間を低遅延/大容量の回線で相互接続し、ユーザーは任意のエリアから柔軟に帯域を確保できるようにしていくことを構想しているといい、今回の100Gbps Ethernetサービスはその第一歩に当たるという。

キャンペーン価格で2年間は月額250万円

 次いでサービスの詳細説明を行なった同社の執行役員 システム&テクノロジー本部 本部長の濵田 義之氏はサービス提供の背景事情として、現状国内で利用可能な回線の最大容量は10Gbpsまでなので、それ以上の帯域を必要とするユーザーは複数の10Gbps回線を束ねて利用するしかないと指摘。しかし、自動的な負荷分散はうまくいかないことも多いため、各回線のトラフィックを個別に管理し、利用状況の平準化を手動で実行しているユーザーもいるという。今回の100Gbps回線はこうした複数回線を利用するユーザーにとっては運用管理の省力化につながり、コスト面でもメリットがあるという。

KVH システム&テクノロジー本部 本部長 濵田 義之氏

 サービスは、冗長レベルに応じて「エコノミー(シングルクラス)」と「スタンダード(デュアルクラス)」が用意される。シングルクラスは冗長なし、デュアルクラスは回線とインターフェイスが冗長化されるがNTU(回線終端装置)のシャシーは1台となる。NTUのシャシーレベルで冗長化する完全冗長クラスもユーザーの要望があれば提供可能だという。

サービスメニュー。冗長化レベルによってスタンダードとエコノミーの2種が用意され、それぞれ2種類のインターフェイスに対応している価格はインターフェイスによって異なる

 インターフェイスは、Ciena 6500ファミリー Paket-Optical PlatformおよびCyan Z-Series Platformのいずれかが選択可能。サポートされるEthernetインターフェイスは100GBASE-LR4または100GBASE-SR10で、月額料金が異なる。エコノミーでは、LR4が500万円、SR10が400万円。スタンダードでは、LR4が850万円、SR10が680万円となる。初期費用はいずれも50万円。2013年8月31日まで実施される特別キャンペーンでは、先着20回線に対して設置工事費無料、月額250万円でエコノミー(SR10)を2年間提供する。

 なお、100Gbps EthernetのサービスはNTTコミュニケーションズが今年1月23日付けで発表/提供開始しているが、これは同社のOCN網とユーザー間を接続するIPトランジットを主としたインターネット接続サービスであり、KVHが提供する2拠点間接続とは異なるサービスという認識だという。

■関連サイト

カテゴリートップへ

ピックアップ