薄く見せるデザインとボタンレイアウト
両機種とも前面は微細な穴の空いたスチールカバーに覆われ、側面はヘアライン入りの金属素材。本体背面は樹脂製ながらマットな質感に仕上げられ、手触りは悪くない。SRS-BTX500はブラック、SRS-BTX300はブラックとホワイトの2色展開となる。
側面のデザインから本体の薄さを感じさせるが、これは現行iMacのようなデザイン上のトリックで、本体中央はそれなりの厚みがある。ただSRS-BTX500は、左右のスピーカーユニットが収まっている部分もかなり薄く仕上げられていて、磁性流体サスペンションのユニットを薄くできるメリットは、このデザインに活きているはずだ。
設置する際には折りたたみ式のスタンドを使うが、スタンドのポップアップを忘れると、両機種とも自立せずに転がってしまうので要注意。スタンド無しで自立するデザインにしなかったのは、スピーカーユニットを迎角に設定しながら、できるだけ薄く見せたかったからだろう。
感心したのは側面の操作ボタンとLEDインジケーターの関係。LEDインジケーターの色が変わって現在の状態を知らせるのだが、指でボタンを押した状態でもLEDの光が指で反射して分かる絶妙な位置にレイアウトされていること。ちょっとした工夫だが、この辺はデザインを感じさせる。