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新しい社内SNS機能「スペース」と「ピープル」のβ版も提供開始

Excelファイルをクラウドアプリに!「kintone」機能強化

2013年03月12日 10時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 3月10日、サイボウズはビジネスアプリ基盤「kintone」をアップデート。業務で利用しているExcelファイルを自動でクラウドアプリに変換する機能のほか、データベースとソーシャルを融合する新しい社内SNS機能「スペース」と「ピープル」のβ版を提供開始した。

 新機能である「Excelからのアプリ作成」では、アプリ作成画面でExcelファイルを選択。読み込むことで「kintone」が最適なフィールド設定を判断し、アプリケーションを自動的に作成する。Excelファイルに登録されていたデータも同時に移行できる。アプリケーションの一覧画面はExcelの使い勝手のまま、列の幅調整や列ごとのソート・条件による絞り込みやグラフ作成・一覧画面での編集が可能になる。

Excelからのアプリ作成

 さらに業務ですぐに使えるビジネスアプリを提供している「kintoneアプリストア」もリニューアル。従来の、テンプレートファイルをダウンロードして自社環境にインストールする形式から、自社環境内でアプリを選ぶだけですぐに追加できるようになった。

 また、データベースとソーシャルを融合する新しい社内SNS機能「スペース(β版)」は、業務で必要なデータとそれに関連するメンバーのコミュニケーションを1つにまとめる場、ソーシャル時代の新しいワークスペースの機能になる。「スペース」ではトピックごとに掲示板を作成し、業務連絡やディスカッションをメンバー内で行なえる。さらに、ディスカッションに必要なデータが蓄積されたkintoneアプリをスペース内に簡単に表示できる。これにより、データを見ながらディスカッションをするなど、業務効率を飛躍的に向上させる使い方が可能になるという。

「スペース」はメンバー内でデータを共有し議論できる(図は営業部スペース)

 社内SNSを実現するもうひとつの新機能が「ピープル(β版)」になる。これはkintoneの登録ユーザーが個人のタイムラインを持ち、自由に情報発信ができるというもの。フォロー/アンフォロー、メンション、発言へのいいね!ボタンなど、一般的なSNSと同様の機能が用意されている。

 その他、時間計算、カレンダービュー、おすすめグラフ、Skype連携、ルックアップフィールドへのテーブル設定、フィールドのグループ化、自分宛通知などの多岐に及ぶ新機能追加が実現されている。

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