ブックマーク、ハイライト、メモを付ける
閲覧中に、気になる部分があったら端を折ったり、しおりを挟むことがある。そんな時、「iBooks」では「ブックマーク」機能を利用する。画面右上のブックマークアイコンをタップするだけなので、気軽に利用できる。そのほか、お気に入りのフレーズにハイライトを付けたり、選択部分にテキストメモを残すこともできる。ビジネス書などを徹底的に読み込む際に活用したい。
複数デバイスでコンテンツや読書状況を同期できる
iPhoneやiPadなど、複数のiOS端末を保っているなら、同期機能を活用したい。ブックマークやコレクションを同期できるので、iPadで読んでいた電子書籍の続きをiPhoneで読むといったことができる。さらに、iOS 6以降の端末なら、iCloudを利用して、購入したコンテンツを自動的にライブラリに表示することもできる。
コミックも充実し、ジョジョ4部フルカラーは先行販売
コミックも多数ラインナップしている。コミックを閲覧する場合は、やはりiPhoneよりも、iPadやiPad miniのほうが快適だ。iPadなら、横画面で見開き表示し、紙のコミックのように閲覧できる。もちろん、ブックマークや検索機能も利用できる。
iBookstoreでは、荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部カラー版を先行限定配信している。大人買いしても場所を取らないので、日本の狭い家屋事情には向いている。
以上が、「iBooks」の説明書となる。アプリ自体は以前からリリースされてバージョンアップを繰り返しているので、完成度は高く安定して動作する。待望の日本語書籍が登場したことで、一気に普及することだろう。iOSデバイスさえあれば、何冊持ち歩いても、かさばらずに済む。時間つぶしや勉強に活用していただきたい。
ちなみに今のところ、個人が「iBooks」に作品を登録することはできない。「iBooks Author」の正式日本語版が登場していないためだ。とはいえ、Appleは鋭意開発中とのことで、いずれはリリースされるはず。早い登場を期待したいところだ。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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