このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第33回

「Xperia Z」「INFOBAR」「ARROWS A」最強春スマホ比較

2013年03月11日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

INFOBAR A02は比較的安価だが
ドコモがトータルコストで勝利

 料金の比較では、2年間のトータルコストを計算する。各社の主要料金プランで契約することを想定している。割引キャンペーンについては記事の公開時点で、通常の新規契約で適用されるものを加味している。新規/機種変更の価格は各社のオンラインストアを参考にしている。

  Xperia Z INFOBAR A02 ARROWS A
一括価格
(新規/機種変更)
8万430円/同 5万9760円/同 8万5920円/同
実質価格
(新規/機種変更)
3万2550円/同 2万5200円/同 3万3120円/同
ISP spモード LTE NET S!ベーシックパック
315円 315円 315円
基本使用料 タイプXi にねん LTEプラン ホワイトプラン
780円 980円 980円
通話料 21円/30秒 21円/30秒 21円/30秒
パケット定額 Xiパケ・ホーダイ ライト LTEフラット パケットし放題フラット for 4G
4935円 5460円 5460円
2年間トータルコスト 17万7270円~ 18万7320円~ 19万5240円~

 今回最も安価になったのはドコモ。上限が月3GBとなる「Xiパケ・ホーダイライト」のおかげで毎回有利とはいえ、端末の一括購入価格は8万円台。それでも月々サポートの割引額が大きく、2年間でのトータルコストはいつも通り17万円台となった。

 最近は端末の実質価格が高く、トータルコストが20万円前後になる結果が多いauだが、INFOBAR A02は思いのほか安い。一括価格で6万円を切り、実質価格では2万円台と、端末代だけを見れば実は一番安価だ。5月31日まで「LTEスマホ パケット割」があるので、パケット定額がAndroid端末でも最大2年間月5460円と、525円割り引かれるのも大きい。

 ランニングコストは、auと基本的に同じソフトバンクのARROWS Aだが、本体の端末代金で負けてしまった。今回の3機種では一番高く、一括では8万5920円とXperia Zより5500円も高かった。実質価格では差が570円にまで縮まったが、それでも3万3120円。トータルコストではドコモと比べ1万7970円、auと比べても7920円高い。なお、パケット定額は「4Gスマホスタートキャンペーン」で本来月5985円なのが、月5460円となっている。

 現在各社はそれぞれ独自の学割を提供しているうえ、学生の家族や、学生以外の人でもMNPを中心としたキャンペーンに該当する可能性が大いにある(関連記事)。本体価格の値引き、基本使用料が0円になるなど、春ならではのお得なキャンペーンを活用して、トータルコストを下げるとよいだろう。


Xperia Zが一歩抜け出す
だが勝利の行方はわからない

 今回はXperia ZとARROWS Aがスペック面で良い勝負をしていたが、料金比較で差がつき、Xperia Zがまずリードした。

 ただ今後は実際に使ったテストがある。大型化したXperia Zの操作性はどうなのか、INFOBAR A02はスペックからは分からない使い心地を見せるのか、ARROWS Aはもしかしてスペック&サイズ感もよくて操作性も良いのでは? などと予想しているのだが、さて使ってみるとどうなるだろうか。

 次回はスピードチェック。スクロール、文字入力、通信速度を計測し、高速な一台を決める。


前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン