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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第33回

「Xperia Z」「INFOBAR」「ARROWS A」最強春スマホ比較

2013年03月11日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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背面のガラスがキレイなXperia Z
ただし、バッテリーは外せない……

 一目見てキレイだなと感じるのがXperia Z。背面のガラス素材は透き通っているかのよう。ただし、背面カバーは外せず、バッテリーの交換は不可。そして側面にmicroSD/microSIMのスロットがある。このスロットやmicroUSB端子のカバーが、本体にピタリと収まっていて目立たず、一枚の板のようという本機の売り文句にも納得だ。ただし、イヤホンジャックにもカバーがあり、浸水しないむき出しタイプではない。

 ハードウェアキーは正面にはなく、ホームボタン周りはタッチパネルに表示。右側面に大きめの電源ボタンと音量調整ボタンがある。形がハッキリしているので押しやすく、右手操作の場合はどちらのボタンも親指で押せる。なお、ストラップホールは右下にある。

 手にとってみると、なだらかなラウンドがあるとのことだが、INFOBAR A02と比較すると、フィット感はINFOBARが上と感じた。同じ幅でも握ったときに手に優しいのはINFOBARと言える。

ガラスの背面は特徴的で美しい

メインのキーは画面内に表示するタイプ。右側面に大きめの電源ボタンがある

ストラップも付けられる。ソニー端末ということで、音楽好きも多いだろうが、イヤホンを挿すにはカバーを外す必要があるのが残念

独自のサイドキーを用意
こだわりたくさんのINFOBAR A02

 メインキーはディスプレー内に表示されるタッチキータイプで、これは今回紹介する3機種とも同じ。左側面に音量調整ボタンと、独自の「ファンクションキー」を用意している。ファンクションキーを押すと「List View」を呼び出し、機能を選択できるほか、着信への応答、カメラのシャッター、画面のオン/オフができる。電源ボタンは上部にあり、これら3つのボタンは大きく、押しやすい。

 本体の側面は丸みがあり、手にフィットすると述べたが、Xperia Zとほぼ同じ幅のわりには、INFOBARのほうは広過ぎずちょうどいいように感じる。幅だけでなく、本体のデザインでも印象や持ち方はだいぶ変わる。なお本体のフレームは右上と左下がアンテナを兼ねている。イヤホンジャックは上部にむき出し。

 背面カバーは外せる。この際、背面の下にある切り欠きに爪を入れることで、カバーが外しやすい。ただしベリベリとはがしていくタイプで、ツメが折れないか少々不安になる。カバーをはがすとストラップをかけるカギもある。microSIMとmicroSDのスロットはバッテリーを外した先にある。

INFOBARの特徴的なボタンは側面に用意した。持ちやすいフォルムも特徴的だ

microUSBの端子はカバーの中。背面カバーはベリベリ外すタイプ

3機種の中ではちょっとゴツイ
指紋センサー搭載のARROWS A

 前の2機種と比べると、まず本体がゴツイと感じるARROWS A。もっとも前回のG'zOne TYPE-Lのような大ぶりな端末ではない。ただXperia、INFOBARともに側面や全体に丸みをつくっているのに対し、ARROWS Aはかなり四角く、角を感じるデザインだ。

 メインのキーはディスプレー表示タイプで、電源ボタンと音量ボタンは左側面の上に。音量ボタンはINFOBARと同じ位置だが、面積はARROWSのほうが小さいものの、凸状に出ていて、ハッキリとした形のため押しやすい。

 本体の上部にはmicroUSB端子、むき出しのイヤホンジャックがある。背面にはセキュリティー重視の人にはうれしい、富士通端末ではおなじみのスマート指紋センサーを搭載。さっとなぞって指紋を識別するだけでなく、押すことで画面の点灯も可能だ。

 背面のバッテリーカバーはパカッと開くタイプ。こういう開け方だと安心する。カバーを外すと左下にストラップホールのカギがある。microSDとmicroSIMのスロットはバッテリーを外した奥に配置。3機種を持ち比べると、ARROWSの厚みは意外と気にならなかった。

ボタン類は武骨だが押しやすい。この辺は男性向けっぽい? イヤホンはむき出しで防水対応なのがうれしい

押すこともできる指紋センサー。ストラップも付けられる

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