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1.7GHz4コア&フルHD液晶のARROWS Xを使ってみた!

2013年03月10日 12時00分更新

文● mobileASCII編集部 高橋章憲

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フルHDディスプレイ搭載で
スマホの楽しみ方はどう変わる?

 「ARROWS X F-02E」は、1920×1080ピクセルのフルHDディスプレイが採用されています。1インチあたりの画素数は443ppiと、グラビア印刷などの350ppiを大きく上回るほどの高精細で、もはや肉眼ではドットを確認することは不可能なほどです。フルHDは、HD(720×1280)に比べて、約2.3倍の解像度となるので、描画するだけでもCPUやグラフィックチップにかなりの負担となるのですが、「ARROWS X F-02E」では、それをあっさりとやってのけています。Webブラウザや、Twitterクライアントの高速スクロール時でも、カクついたり引っかかったりするような挙動はまったく見られませんでした。

ディスプレイのガラスには、対傷性と耐久性が高い特殊強化ガラスを使用。指紋や皮脂が目立ちにくい「サラサラコートディスプレイ」という表面処理が施されている

フルHDディスプレイを活かす、
ハイビジョン映像を見てみよう!

 せっかくのフルHDディスプレイなのだから、思う存分ハイビジョン画質の動画を楽しんでみたくなりますよね。そんなとき、一番お手軽なのは、やはりYouTubeでしょう。YouTubeアプリを起動して、検索ワードに「1080p HD」と打ち込むと、フルHD画質のムービーを見つけることができます。720p画質や、SD画質のムービーと、比べてみるのも面白いです。

フルHD画質のムービーを探すには、「HD」だけでは不十分で、「1080p」と加えることをお忘れなく

「ARROWS X F-02E」で、1080pのムービーを視聴してみた。画質の美しさはサイズだけでなく、制作時の圧縮率やビットレートなども関係してくるので、いろいろなムービーを観てみよう

プリインアプリ「DiXiM」を使って
録画したハイビジョン番組を見てみる!

 「ARROWS X F-02E」には、市販されていないDLNAアプリである「DiXiM for Android」がプリインストールされています。「DiXiM for Android」は、日本のデジタル放送の著作権保護機能にも対応した「DTCP-IP」に対応していますので、Blu-rayレコーダーや録画機能付きの薄型テレビなどに撮りだめた番組を、無線LANを使ってスマホ側で視聴することが可能となっています。「DiXiM for Android」は、スカパー!プレミアムの番組持ち出しにも対応しており、通勤・通学の電車の中などでも、スカパー!プレミアムの番組を観ることができます。

 今回は、編集部にあるソニー「nasne」を使って、番組のリアルタイム視聴と持ち出しダビングに挑戦してみましたが、どちらもカンタンに成功しました。持ち出しダビングのダウンロード開始時に「オリジナル録画画質」と「低画質」を選べますので、HD画質のままダビングしたいのなら、迷わず「オリジナル録画画質」を選択しましょう。番組の長さによって、データの容量はかなり巨大になりますので、SDカードの空き容量に余裕があるかチェックしておきましょう。

週刊アスキー編集部に設置されている「nasne」に接続させてもらった

「DiXiM for Android」を起動すると、無線LANの中にあるDLNA対応機器が表示される。ここでは「nasne」を選択して、HDDに保存されている録画番組にアクセスしてみた。ストリーミングで視聴したいときはタップ、端末側にダビングしたいときは長押しすると表示される「ダウンロード」を選択する

「nasne」からダビングした録画番組を視聴してみた。SDカードの中にデータがあるので、電波の入らない環境でも,関係なく再生することができる

画像処理エンジンとDolby Mobileで
ハイビジョン動画がさらに楽しく!

 「ARROWS X F-02E」の画像処理エンジンは、ワンセグや動画、静止画といったコンテンツ全般に有効です。色の濃さやコントラストが最適化され、美しい画質が楽しめます。画質補正エンジンは、オン・オフすることができ、端末の設定メニューの「マルチメディア」から変更することができます。

 また、音声出力時のサウンドプロセッサーに「Dolby Mobile」が用意されているのも、「ARROWS X F-02E」の特長。ヘッドフォンで聴くとすぐにわかるほど、音に厚みと奥行きがでます。普通のヘッドフォンでもバーチャル5.1chでの出力を選べば、アクション映画などで臨場感のある音が楽しめるでしょう。

画質補正エンジンや「Dolby Mobile」は、オンにすると多少バッテリー消費が早くなる。使わないときには、オフにしておく方がバッテリーを長持ちさせることができる

(次ページ>>ARROWS Xのカメラ&便利機能をチェック!)

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