油圧式変形機構が魅力!「VAIO Duo 11」ロードテスト 第9回
標準仕様モデルと何が違う?
最強構成の「VAIO Duo 11」オーナーメイドモデルの実力は?
2013年03月11日 11時00分更新
総合的なベンチマークでもオーナーメイドモデルに軍配
続いて「Windows エクスペリエンス インデックス」の結果をご覧いただこう。このベンチマークはWindows8に搭載された標準機能で、Windows8をどれだけ快適に扱えるかの指針となっている。
基本スコアで見るとオーナーメイドモデルが「5.7」、標準仕様モデルが「5.6」とほとんど変わらない。しかし各項目を見ると、CPUの処理能力を表わす「プロセッサ」とメモリ性能を表わす「メモリ(RAM)」が大きく異なるのがわかる。CPUについてはCore i7-3687U(2.1GHz)とCore i5-3337U(1.8GHz)の性能差、メモリについては容量の差だと考えてよいだろう。標準仕様モデルでもWindows8を長期間快適に利用できるが、強力なパーツで構成されたオーナーメイドモデルならより長い間、より快適に利用できるはずだ。
つぎにPCの総合的な性能を計測する「PCMarkVantage」と「PCMark7」のベンチマーク結果について。この2つのベンチマークについては3月5日Windows8に完全対応した最新版が公開されているが、今回は旧バージョンで検証している。
「PCMarkVantage」では非対応のテストがあるため一部のスコアが表示されないが、各スコアを個別に見ると、試用機のほうが「Memories Score」と「Gaming Score」が高いことがわかる。ストレージ性能を表わす「HDD Score」については、なぜか標準仕様モデルのほうが高い結果となった。
「PCMark7」のベンチマーク結果では、試用機ほうが順当に高い結果となっている。特に「Lightweight Score」と「Productivity Score」が2倍近い差だ。ここはCPUとメモリの性能差が現われているのだろう。
「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」の結果では、試用機が「2654」で標準仕様モデルが「2445」という結果となった。スコアで考えると10%ほど試用機のほうが高いが、これくらいの差であればそれぞれ同レベルの性能であるともいえる。
バッテリー駆動時間の検証には「BBench」を利用している。ウィンドウズの電源プランに「省電力」を選んだ上で、液晶ディスプレーの明るさを50%に設定。「BBench」の機能から10秒ごとのキーストロークと60秒ごとのWebアクセスを有効にしてテストを行なったところ、5時間28分でバッテリー残量が5%となり休止状態となった。標準仕様モデルでは同じ条件で5時間18分だったので試用機のほうが10分ほど長いが、誤差の範囲内とも考えられる。それはともかく、上位パーツを選択したにもかかわらずバッテリー性能があまり変化しないのはうれしいところだ。
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