柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第134回

手持ちのプリンターでオリジナルスマホケースを作成するワザ

いろいろなラベルやカードの作成にチャレンジ！

　飲食店や屋外に掲示するサインラベルは普通の用紙ではすぐに濡れてだめになってしまう。そこで、保護シール付きのシール「インクジェットプリンタ用 手作りサインラベル（31084）」（実売価格760円）を利用しよう。保護シールはUVカットなので、日に当たっても色飛びしにくくなっている。まずは、ラベルを作ってプリントし、保護シールを貼った後、任意の場所に貼り付ける。

　手洗い励行のようなシンプルなシールを作ろうとしても、デザインの素人だと見栄えよく作るのに手間取ってしまう。そんな時は、「テンプレート」からデザインをダウンロードして活用しよう。「火元責任者」などのラベルは、人名部分の文字を変更して利用できる。

「インクジェットプリンタ用 手作りサインラベル」の作成画面を開く。レイアウトを縦にする場合は、「0°」ボタンをクリックして回転させる

「テンプレート」をクリックし、プルダウンメニューからデザインを絞り込む

曜日や人名などを変更できるデザインもある

ラベルを印刷し、保護シールを貼る

　企画したパーティーで、入場券をどうしようかと悩んでいるなら、「パソコンで手作りチケット（51455）」（実売価格630円）がオススメ。半券タイプのチケットを手軽に作成できるのだ。1枚あたり約12円で済むので、コストをかけずにパーティーの高級感を出せる。

　同じデザインを複数印刷する際は、「レイアウト」タブでコピーできる。その上で、連番部分を修正するといったことも可能だ。

テンプレートでベースとなるデザインを選ぶ。もちろん、画像を追加したり、色を変えるのも自由自在だ

「レイアウト」タブで、選択面のコピー方法を選択する。縦1列、横1列といったコピーも可能

手軽にパーティーチケットを発券できる。手動で連番を入れることも可能だ

　子供がいる人は、新学年の時間割を作ってあげてはどうだろう。その際、賃貸物件だと壁に貼り付ける方法が悩みどころ。そんな時は、「ポスト・イット ラベルシール（84901）」（実売価格1090円）を利用する。全面がポストイットになっている大きなシートで、自由に印刷して貼り付けられる。強粘着タイプでドアや壁にもぴったり貼れるうえ、綺麗にはがせるのがウリ。会議室を1日だけセミナー会場として使うときの案内として利用したり、整理ケースの分類ラベルに使うこともできる。

テンプレートを活用して、オリジナル時間割を作ってあげよう。忘れ物が減るかもしれない

ポスト・イットなのでどこにでも貼り付けられる

　自営業やSOHOなら、普段使いの名刺を印刷することもできる。特に、入ったばかりの人の名刺を大量に刷って辞められると費用的にダメージが大きい。必要な分だけ印刷すれば効率がいい。プライベートで会社の名刺を出すのがはばかられるなら、オフ会用の名刺を作ってもいいだろう。ノーマルな名刺なら1枚4～5円程度のコストで済む。夜のお店でもらうことの多い透明な名刺も作れる。「マルチカード インクジェットプリンタ専用紙（51642）」（実売価格1010円）で、目立つ名刺を作成しよう。

名刺の作成画面。テンプレートを使わなくても、背景や文字をイチから入力することが可能

半透明の名刺が作成できる。左右反転して印刷ができるプリンターなら、光沢のある裏面を表として見せる名刺にもできる

　そのほか、とても紹介しきれないくらいのオリジナル専用紙がたくさんラインナップしている。整理整頓や物品管理から、スマホケースやプリクラまで楽しめるので、手持ちのインクジェットプリンターを活用してみてはいかがだろうか。

筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」（翔泳社）「Twitter Perfect GuideBook」（ソーテック社）、「Dropbox WORKING」（翔泳社）、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。