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T教授の「戦略的衝動買い」 第233回

ニギニギする感触がたまらない!? 「URoad-Aero」を衝動買い

2013年03月06日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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専用スマホアプリ「URoad-Magic」でリモート設定が可能

 前述したとおり、ルーター本体にステータスや拡張操作を実現する機能ボタンやディスプレーなどがないURoad-Aeroだが、Android系のスマホやiPhoneなどから各種動作をリモコン操作で設定できる便利な機能を搭載している。

スマホからモバイルルーターに接続

スマホからモバイルルーターに接続

URoad-Magicの起動画面

URoad-Magicの起動画面

WiFi接続が完了すると、URoad-MagicアプリでURoad-Aeroをリモコン操作できる

WiFi接続が完了すると、URoad-MagicアプリでURoad-Aeroをリモコン操作できる

 スマホアプリである「URoad-Magic」をダウンロード、インストールすることで、WiMAXの電波状況やバッテリ―残量、USB接続モードの設定、公衆無線LAN/WiMAX接続の切替、そしてなかなか便利なタイマー予約機能(Aeroモード)の自動オン/オフ設定をスマホの画面上から簡単に行なうことができる。

URoad-AeroにAdmin権限で無線ログインする

URoad-AeroにAdmin権限で無線ログインする

URoad-Aeroのステータス(バッテリー残量、SSIDやSWバージョン、WiFi接続しているクライアント数など)をスマホから確認して管理できる。SSIDの変更も可能だ

URoad-Aeroのステータス(バッテリー残量、SSIDやSWバージョン、WiFi接続しているクライアント数など)をスマホから確認して管理できる。SSIDの変更も可能だ

タイマー予約を利用すれば、スリープの時刻やスリープからの復帰の時刻などを自由に設定できる

タイマー予約を利用すれば、スリープの時刻やスリープからの復帰の時刻などを自由に設定できる

 タイマー予約の自動オン/オフ設定は、1日のタイムラインの中で、あらかじめスリープモードに入る時刻や、スリープモードから復帰する時刻をデジタル入力でき、その繰り返しを月曜~日曜まで曜日ごとに設定、展開することができる。毎週計画的にモバイルワークをしているノマドなユーザーにはなかなか便利な機能かもしれない。

メールチェックやウェブサーフィンが終了したら、カバンの中に入っているURoad-Aeroの電源をスマホから切断したり、スリープモードに切り替えたりできる。便利だ

メールチェックやウェブサーフィンが終了したら、カバンの中に入っているURoad-Aeroの電源をスマホから切断したり、スリープモードに切り替えたりできる。便利だ

 また、URoad-Magicには、URoad-Aeroをスマホからの操作でスリープモードに切り替えたり、電源オフの操作をスマホから行なうことができる。網棚に置いたカバンの中や、カバンの奥にしまったURoad-Aeroを取り出すことなく、リモコン操作でパワーオフやスリープモードに切り替えることができるのもなかなか便利だ。

 しかし、オカルトではないので、、一旦スリープしたり電源オフしてしまったURoad-Aeroをスマホ側のURoad-Magicアプリから生き返らせることは出来ない。

筆者は愛用のWiFiペンを超軽量・ロングバッテリーのURoad-Aeroで活用している

筆者は愛用のWiFiペンを超軽量・ロングバッテリーのURoad-Aeroで活用している

ポケットに入るURoad-Aeroのお陰で何時でもどこでもWiFiペンが活躍できる

ポケットに入るURoad-Aeroのお陰で何時でもどこでもWiFiペンが活躍できる

 URoad-Magicでは、そのほかにWiMAX/公衆無線LAN接続のモード切替機能もサポートしている。筆者は極めて薄くて軽いURoad-Aeroを常時ポケットに入れて、LiveScrive社の「WiFiペン」で書いた手書きのアイデアやミーティング議事録を、何時でも何処でも、ダイレクトにEvernoteなどのクラウドサービスにアップロードできるようになった。

他社製品でもユーザーの利便性を考慮して推奨する事のできるシンセイコーポレーション。素晴らしい会社だ

他社製品でもユーザーの利便性を考慮して推奨する事のできるシンセイコーポレーション。素晴らしい会社だ

 また他社製品ではあるが、メーカー推奨のUSBモバイルバッテリー(パナソニック製)からの充電も問題なくできた。

時と場所によってたとえ遅くなろうとも
ニギニギ感で許せてしまう!?

URoad-AeroとiPad miniで実測したアップロード、ダウンロードの実効値の一例

URoad-AeroとiPad miniで実測したアップロード、ダウンロードの実効値の一例

 さて、高速だと言われるWiMAXの理論スピード値は下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbpsだそうだ。実際に筆者も、iPad miniをWi-FiモードでUroad-Aeroと組み合わせて、都内の自宅で何度かスピード測定してみた。その時の実測値の1つが、下り11.95Mbps、上り0.95Mbpsだった……。

 大昔の300bpsのカップラー時代から、2400bps~56.7kbps時代のモデム、ISDN、PIAFS、ADSLそれ以降のほぼすべてのネットワークはすべて試してきた経験から、理論値の“八割引き”くらいが悲観的実効値だと理解している。

 その感覚なら、下りは期待値以上、上りは期待値を大きく割っているという印象だが、体感スピードはなかなか速かったというのが正直な感想だ。

 まあ、時と場所、クライアントの調子、運など多くの要素が複雑にからみ合って影響するので、しょせん、すべては偶然のなせる技……眉間にしわを寄せて深く考え過ぎてもしょうがない。そんな心の余裕が、URoad-Aeroを手のひらでニギニギしてると自然と出てくるのだ。

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:URoad-Aero
価格:ヨドバシカメラにて年間パスポート(月額3880円)で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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