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速くて便利! 実測でわかるモバイルデータ通信 第34回

タブレットをお得に使え! iPad&Androidタブ利用料金を考える

2013年02月28日 12時00分更新

文● 正田拓也

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自由度が高く月間7GBを3298円から使えるドコモ

ドコモから3月発売予定の「Xperia Tablet Z SO-03E」

ドコモから3月発売予定の「Xperia Tablet Z SO-03E」

 iPadではなく、Androidタブレットでも構わないなら、NTTドコモのXi対応タブレットが料金面で有利だ。ドコモのタブレットはモバイルルーターなどと同じデータ通信プランで使うこととなり、単体で利用した場合の月額利用料はauやソフトバンクに比べて少しだけ高くなっている。

ドコモのタブレット利用料金

ドコモのタブレット利用料金

 月間7GBを利用するというのあれば、「Xiデータプラン フラット にねん」の月額5985円と、プロバイダー料の「spモード」の315円、さらにユニバーサルサービス料の月額3円を足して合計6303円となり525円割高になる。

 反対に、月間のデータ通信容量が3GBに収まるというのならば「Xiデータプラン ライト にねん」のプランにすれば月額4935円、さらに今加入するとキャンペーン適用によりずっと月額3980円で利用できる。spモードとユニバーサルサービス料を足しても合計月額4298円となる計算だ。

 ドコモの場合、すでにスマートフォンなどの契約がある場合の割引額も大きい。特にXiスマートフォンと特定のXiタブレットの組み合わせの場合は、7GBまで使えながら「プラスXi割キャンペーン」適用で2年間、2980円に割り引かれる。プロバイダー料とユニバーサルサービス料を入れても3298円しかかからない。

SIMフリーiPadもドコモなら比較的安く使える

 プラスXi割の適用条件は幅広く、親回線がスマートフォンでなくても適用される。FOMA対応のiモード携帯電話でも月額390円からの2段階定額のパケット割引オプションを申し込んでいれば適用できるため、iモード携帯電話とXiタブレットという組み合わせならば、iモード携帯電話が1173円、Xiタブレットは月間7GBまでの定額で4298円、合計5471円で通話もタブレットも利用することが可能となるのだ。

 また、ドコモの場合は海外からSIMフリーのiPadを購入して使った場合も、割高にならないのも特徴。その場合はプロバイダーとしてspモードが使えないので月額525円の「mopera Uスタンダード」を使うことになってしまうが、ドコモの携帯電話との組み合わせならiPadが月額4508円で利用可能だ。最近流行のNexus 7の3Gモデルもこの料金で使える。

 もちろん、最新のiPadに対応する極小サイズのSIMである「nanoSIM」もドコモは発行可能だ。

iPadなら料金面でほぼ同一、Androidタブレットならドコモ一択

 タブレットではもっともメジャーなiPadがauで取り扱いを開始し、いよいよ本格的なタブレット戦争が始まったと言っていいだろう。通信機能なしのタブレットにモバイルルーターを組み合わせる手もあるが、通信機能のあるタブレットを一度使ってしまえば、この便利さはやめられない。

 ドコモのタブレットも種類が豊富。ドコモの回線はiPadの影で密かなブームになっているNexus 7の3GモデルにSIMを差し替えて使えるなど、多彩な活用ができることもあり、今後、人気になってくると思われる。

 この春、タブレットを持ちたいと思っているなら、お得な回線を選び、ぜひ活用してほしい。

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