富士通春のWin8最新モデルを総まとめ! 第16回
富士通「STYLISTIC QHシリーズ WQ2/J」とセルシス「CLIP STUDIO PAINT」がイイ! (4/5)
2013年03月04日 16時00分更新
オフィスソフトは問題なく快適動作
CLIP STUDIO PAINTシリーズでチェック
STYLISTIC WQ2/Jが搭載するスタイラスペンは、1024段階の筆圧に対応している。Windows アプリストアにあるFresh Paintが筆圧感知機能に対応しているが、ほかにも対応する製品がある。それはセルシスのCLIP STUDIO PAINTシリーズだ。イラスト向けの「PAINT PRO」、マンガ向けの「PAINT EX」があり、いずれもスタイラスペンの筆圧に対応している。
CLIP STUDIO PAINT PROで落書きなどをしつつ試してみたが、STYLISTIC WQ2/Jであれば、本体のみだとタブレットで操作する形になるため、出先でスケッチやネーム切りといったことも容易だと感じた。気になるのは、デフォルト状態の場合、解像度とアスペクト比の関係で、縦画面時は描画領域が狭くて感じる点だ。ただこの点は、インターフェースを適宜非表示にすることで、解決は可能だ。
手に持って描く場合の注意点は、排気スリットの位置を確認するところだろう。比較的排気ファンの回転数は静かだが、常に排気をしっかりと行なっているため、排気スリットを回避するように持つ必要があるし、もちろん、排気しやすいよう自分側に向けないようにするといった配慮が必要だ。その点が気になったくらいで、あとはのほほんと落書きできたため、意外とイラスト・マンガ方面の人との相性はいい製品かもしれない。
筆圧の感知ともたつきのチェックは、いくつか円を描くなどで試してみたが、Core i5-3427Uのおかげか筆者のレベルだととくに問題らしい問題は確認できなかった。筆圧の検知も良好で、水彩系ブラシの処理もスムーズだ。メモリーが最大4GBなので、こってりと描くのは(仕上げに近づくほど)厳しそうだが、下書きやスケッチレベルであれば問題なく使えるだろう。
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