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業界人の《ことば》から 第29回

100人の企業では約65%、10人以下では約80%が専任管理者を置かない

インフラはあるのに使いこなせない、日本のIT事情

2013年03月05日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「日本は、ICT基盤整備では世界1位。だが利活用では18位。基盤はあるが、使われていない」

(NTT東日本・山村雅之社長)

 日本マイクロソフトとNTT東日本が、中堅・中小企業、SOHO向けのICT利活用促進における協業を発表した。

 NTT東日本が提供する企業向けサポートの「オフィスまるごとサポート」を、あらかじめPCに搭載し、「オフィスまるごと搭載モデル」として発売。その第1弾として、デルが、Windows 8 Proを搭載したノートPC、デスクトップPC、タブレットPCの7機種を用意した。

発表会に出席したマイクロソフト(左)、デル(右)、NTT東日本各社(中央)のトップ

 日本マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長は、「英語力を身につけることで、日本全体の国際競争力が高まると言われるように、日本全体がICTを利活用することで生産性が高まり、競争力があがる。今回のオフィスまるごと搭載モデルが、中堅・中小企業のIT利活用を促進するエンジンになると期待している」と語る。

 また、デルの郡信一郎代表取締役社長も、「創業時にデルが最初に販売したPCは、中小企業が対象だった。それがデルの原点。オフィスまるごと搭載モデルでは、中堅・中小企業に向けて、2万9980円という購入しやすい価格で提供すると同時に、導入後の運用に対する不安や課題を解決できる」と、オフィスまるごと搭載モデルに期待を寄せる。

 そして、NTT東日本・山村雅之社長は、「OS市場では95%のシェアを持つ日本マイクロソフトと、高性能と低価格で高い評価があり、国内中堅・中小企業向けデスクトップPCでナンバーワンのシェアを持つデル、そして、ネットワークで高い実績を持つNTT東日本が組むことで、障害が発生した際に、PC、ソフト、ネットワークのどこに問題があるのか、なにに起因しているのかを特定できるようになる。ばらばらだった窓口を一本化できるのは中堅・中小企業にとってきは大きな意味がある」と語る。

デルが投入を発表したオフィスまるごとサポート搭載モデル

 オフィスまるごとサポートは、ExcelやPowerPointなどの主要ソフトウェアの操作説明、ソフトウェアのバージョンアップ、PCやプリンタの初期設定、インターネットの設定、IT機器の運用サポート、セキュリティ対策、IT機器診断、アラートメール通知などのサービスなどを有償で提供。Excelの操作方法では、サポートセンターからの遠隔操作や電話によるサポートを行い、さらには訪問ポートによる設定作業なども提供している。

 オフィスまるごと搭載モデルでは、「オフィスまるごとサポート」のエージェントツールを搭載。デスクトップ上のアイコンをクリックするだけで、オフィスまるごとサポートをすぐに利用できるようになる。

 オフィスまるごとサポートの利用料金は、PC3台までのプランミニが月額3780円、5台までのプラン1が6300円、20台までのプラン4が1万8900円などとなっている。21台以上100台までの追加に関しては、1台840円となる。

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